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チャニョルくんを避け始めてから1週間が経った頃
ジミンと人がいない空き教室でお昼を食べていると突然机に影が落ちたので目を上げると
チャニョルくんがいた
｢ねえ何で？｣
間髪も入れずに唐突にそう聞いてきたのでジミンは驚いてチャニョルくんを見上げていた
何の前置きも無く言われた一言でも何に対して聞いてるかくらい馬鹿な私でもわかる
口をぎゅっと結んで俯いた
本当はずっと一緒にいたいって言えればどれだけ楽なのだろうか
｢何で黙ってんの？｣
それにも何も答えることが出来ない
いっそのことこのまま嫌われたらいいのかもしれない
そうすれば、チャニョルくんは私から離れてくから
そうしたら幸せになれるんでしょ？
｢ちょっとA…｣
重い雰囲気に耐えられなくなったのかジミンは私を軽く揺すった
恐る恐る目を上げるとチャニョルくんはじっと私を見ていて、その表情は今まで1度も見たことがない顔をしていた
｢なんか言われただろ｣
｢…え？｣
｢1週間前、ジョンインに｣
ジョンインが誰なのかは知らない
けど、1週間前
それならあの人しか思い当たらない
｢居酒屋でジョンインが戻ってくんの遅かったから探しに行ったら2人で話してるの見た｣
｢私は…別に…｣
｢正直に言え｣
今度こそ本当に泣きそうになった
本当は優しいチャニョルくんが怒ってるからじゃない
あからさまに避け始めた私をただ嫌うんじゃなくて、本当の理由を聞き出そうとするから
きっと私が本当はチャニョルくんのこと好きだってことくらい気付いてるんだ
｢わ、私ちょっとトイレ！｣
ジミンは空気に耐えきれなくなったのか気をきかせたのかはわらないけどそう言うと教室から出て行き、2人きりになった
｢…チャニョルくんは私といたら幸せになれないんでしょ？｣
｢え？｣
｢私といたら幸せになれないなら、傍にいない方がいいと思ったから…だから…｣
｢あいつ何言ってんだよ…！｣
急に怒り出してそのまま教室から出て行こうとしたチャニョルを咄嗟に手首を掴んで止めると
振り向いたその顔が険しくて、怖気付きそうになるのをなんとか耐えた
｢あの人はチャニョルくんのことが大切だから言ったんだよ！あんな事言った理由なんて私にはわからないけど、チャニョルくんが苦しむのなんて見たくないからだよ…！そのくらい私にだってわかるよ…！だから…怒らないでよ…｣
大切な人を守りたい気持ちはきっと一緒なんだ
あの人も、私も
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K(プロフ) - こぶるどっくさん» とてもキリの良いところでコメント下さったみたいです！笑 ありがとうございます、嬉しいです(; ;) (2017年6月20日 21時) (
レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
こぶるどっく(プロフ) - Kさん» ええ！！そうなんですか！！笑笑ビックリです^^どんどん他の作品読んでいきますね！！ (2017年6月20日 0時) (レス) id: baab207a54 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - こぶるどっくさん» 初めまして！1年前くらいの作品で文章も拙いのに…とても嬉しいです(; ;)そして投稿日見たらちょうど1年前の今日投稿していて驚きました笑 ありがとうございます、他の作品でもお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年6月19日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
こぶるどっく(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！！正直に泣きました。すっごく好きな作品になりました。これからも応援させて頂きます！^^ (2017年6月19日 7時) (レス) id: baab207a54 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆんさん» 初めまして！そう言って頂けてとても嬉しいです(; ;)番外編もあるので是非！またどこかでお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年6月16日 18時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2016年6月19日 10時
