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観覧車はあっという間に一周してしまい、スタッフさんに促されるままに降りた
そしてそのまま遊園地の出口まで歩いて、そのあいだは一言も話さなかった
私はずっと観覧車の中での会話とあの表情が頭から離れなくてその言葉ばかり考えていたら声をかけられたことに気付かなかった
｢A｣
叩かれた肩に驚いて顔を見るといつも通りの顔をしたチャニョルくん
｢ご、ごめん、聞いてなかった！………って今Aって呼んだ！？｣
｢いや、観覧車の中でもそう呼んだんだけど｣
｢え、嘘、いつ！？え！？｣
｢大事な人が先にいなくなることに耐えられるか聞いた時｣
嘘……質問に気を取られすぎて全然気付かなかった
どうしよう、呼び捨て…嬉しすぎてちょっとプチパニック
｢俺こっちだから｣
｢あっうん！ほんと今日はありがとう！楽しかったよ！｣
チャニョルくんはうんって小さく答えるだけだったけど笑ってくれてるだけで私は嬉しくて幸せで満たされた
｢あの、チャニョルくん？｣
｢ん？｣
｢もしさ、また遊ぼうって誘ったら…遊んでくれる？｣
物凄く勇気を振り絞ってそう言った
これっきりなんて嫌だもん
好きだから、もっとたくさん一緒にいたいしもっと笑った顔が見たいから
チャニョルくんは暫くじっと私を見ていて、それに身構えているとどこか諦めたような乾いた笑い声をあげた
｢凄いわかりやすいよね｣
｢え？何が？｣
私の質問の答えとしてはおかしい回答が返ってきて頭の中で？をいくつも浮かべた
何がわかりやすいって？
｢何でもないよ。うん、暇だったらね｣
｢ほんと！？やった！次はチャニョルくんが行きたいとこ行こうね！｣
｢はいはい｣
軽くあしらわれてるような気もするけど、断られなかったから！という事で素直に喜んだ
また2人で遊べるかもしれない
それだけで空でも飛べそうなくらい浮かれていた
家に着いてからも今日の出来事を何度も思い出しては笑って、幸せな気分に浸っていた
でもふとした時に思い出すのはどこか寂しげな顔とあの質問
チャニョルくんは大事な人が先にいなくなってしまった事があるから、あんなことを聞いたのかな
いくら考えてもチャニョルくんの気持ちはわからないから
その答えにはたどり着けなかった
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K(プロフ) - こぶるどっくさん» とてもキリの良いところでコメント下さったみたいです！笑 ありがとうございます、嬉しいです(; ;) (2017年6月20日 21時) (
レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
こぶるどっく(プロフ) - Kさん» ええ！！そうなんですか！！笑笑ビックリです^^どんどん他の作品読んでいきますね！！ (2017年6月20日 0時) (レス) id: baab207a54 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - こぶるどっくさん» 初めまして！1年前くらいの作品で文章も拙いのに…とても嬉しいです(; ;)そして投稿日見たらちょうど1年前の今日投稿していて驚きました笑 ありがとうございます、他の作品でもお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年6月19日 21時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
こぶるどっく(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！！正直に泣きました。すっごく好きな作品になりました。これからも応援させて頂きます！^^ (2017年6月19日 7時) (レス) id: baab207a54 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆんさん» 初めまして！そう言って頂けてとても嬉しいです(; ;)番外編もあるので是非！またどこかでお会い出来ると嬉しいです(^o^) (2017年6月16日 18時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2016年6月19日 10時
