204号室の彼 2

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あれから1週間が過ぎて、チャニョルくんに連絡をして付き合ったことを報告すると、喜んでくれた


告白された人にこういう報告するのはなんだか気が引けたけど約束したから、一番に報告した
ベッキョニに泣かされたら俺のとこ来いよ！なんて笑いながら言うからそうするって返すと声を上げて笑っていた


ミンソクさんにも報告するとやっぱり散々からかわれたけれど、最後には良かったなって、本当にお兄ちゃんみたいな顔して言うから泣きそうになってしまう


｢もうほんとにお兄ちゃんになってくださいよ…｣


｢んー、俺はもうそのつもりだったよ｣


｢ミﾞンﾞソﾞクﾞさﾞんﾞ〜｣


｢あ〜泣くな泣くな！あんまくっついてんの見られたら怒られっから！｣


｢ベクちゃんに？｣


｢うん、どっかで見てるかもよ〜？｣


｢職場の休憩室にいるわけないじゃないですか！それにミンソクさんはお兄ちゃんだからいいんです〜｣


｢いや、俺らはそうでもベッキョンくんからしたらそうとは思えないでしょ｣


そういうもんなの？
うーん、難しいな男心ってやつも


｢じゃあベクちゃんいない時だけ｣


｢Aちゃんて案外甘えんぼうだな｣


｢1人っ子だからお兄ちゃんがいたらこうしたかったんです！｣


｢あはは、結婚式には呼べよ？｣


｢気が早すぎますけど…｣


本当にお兄ちゃんのように思えるし、ミンソクさんもそれを受け入れてくれる
ベクちゃんの次に一緒にいて落ち着く人


｢ありがとうございます｣


｢ん？何が？｣


｢全部ですよ全部｣


｢アバウト〜｣


｢本当に全部がありがとうなんです！受け取ってくださいよもう！｣


真面目に言ったつもりなのに笑うから恥ずかしくなりムキになってそう言うと頭に手が乗った


｢受け取った｣


にこっと歯を見せて笑って、髪をぐしゃっとすると手を振って仕事に戻って行った


本当にかっこいい人だ


ベクちゃんがいなかったら惚れてたかも
…なんてね

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