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続いて2つ目の理由を聞こうとじっとミンソクさんを見ているのだけど一向に話し始める様子がない
「あの、2つ目は…?」
「それは俺が言う事ではないかな」
「えぇ…?」
ここまで言っておいてそれですかミンソクさん…
「いや、俺が言っちゃ意味無いし…俺的にはこっちだと思うし?」
「いやもう何を言ってるのかさっぱりなんですけど…」
「今日はもうこんな時間だし明日にでももう1回ちゃんと話してみたら?それでこの理由がわかるかはわからないけど、話さないと何も始まらないし」
ミンソクさんが何を意図しているのかはわからないけど、こういうのは早めに行動すべきだと自分もわかっているから素直に頷いた
そして私はチャニョルくんと飲んでたのにも関わらず今もミンソクさんとお酒を飲んでしまい、初めてと言っていいのではないか
酔っていた
「あーもーAちゃん飲みすぎだよ」
「飲んでないとやってらんないですよぉ…」
「ほらもう帰ろ、送ってくから」
「やだもっと飲む…」
「はい」
そのまま渡されたものを飲むと、水だった
顔をしかめるとミンソクさんは呆れたような顔をしながらも笑っていた
「Aちゃんって酔っ払うとやさぐれるんだね」
「やさぐれてます?」
「うん。まぁ面白いから良いけどね。んじゃほんとに帰ろ」
もう外も明るくなってきていたので私は大人しくそれに従った
そしてまたもやお会計をしてもらってしまい頭が上がらなくて何度もお礼を言っているとまた笑い始めてしまうミンソクさん
「いや〜Aちゃん酔うと面白いな〜たまには良いんじゃないそれも」
「え〜…めんどくないですかこれ?」
酔っ払いながらもそう考える余裕はあるようだ
客観的に見てちょっとめんどくさい、今の私
「たまにはそうやって本音言える時間も必要だよ」
「お兄ちゃん…」
「あはは!おう、そう呼んでくれ」
歩きながら楽しそうに笑うミンソクさんにつられて笑うと元気が出た
ベッキョンくんとちゃんと話をしよう
ミンソクさんが言っていたふたつめの理由も知りたいし、何よりもこのままベッキョンくんに会えなくなるのは嫌だ
そしていつか、素直になれたらいいなって
そう思うよ
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K(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます!他の作品もどうぞよろしくお願いします(^o^) (2017年2月20日 18時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - すっごいよかったです!! (2017年2月19日 12時) (レス) id: 16c6a36ad1 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - たまさん» ありがとうございます、嬉しいです(;;)頑張って更新してくのでよろしくおねがいします! (2016年5月3日 9時) (レス) id: c9ee003b2a (このIDを非表示/違反報告)
たま - 今までみた作品の中で一番楽しく読めた気がします!べっちゃん最高です~~頑張ってください!! (2016年5月3日 1時) (レス) id: df63ab58aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2016年3月26日 12時