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仕事が終わると足早にスーパーへ寄って家へ帰った
ベッキョンくんはもう家にいるのかな?


そんなことを考えながら手を洗っているとインターホンが鳴って鼓動が速く打ち始める
もしかして、もう来た?


「は、はい!」


「あ、Aさん、俺です俺」


うわっほんとに来た!
舞い上がりながらドアを開けると犬のようにちょこんと立っている姿が


「どうぞ」


「おじゃましまーす!」


楽しそうに笑いながら部屋へ上がってくるベッキョンくんとそれをむず痒い気持ちで見る私


彼氏でも無いのに手料理を食べてもらいに上がってもらうって、ちょっとおかしい気もするけど今の私にはこれだけで幸せだ


「まだご飯作ってないんだ、ごめんね?」


「帰ってきた音聞いてすぐ来たんで出来てないのはわかってますよ〜急がなくていいんで全然!」


そんな事言われるとなんかくすぐったい…
すぐ来てくれたんだ…


顔に出てないか不安になってすぐにキッチンに向かって立ちベッキョンくんに背を向けた


「ハンバーグ作るんだけど好き?」


「好きー!やった〜超楽しみ!」


可もなく不可もなく、無難なもの選んで良かった
ハンバーグ嫌いな人なんてそうそういないからね


「出来るまでテレビでもみて適当に待っててね?てか自分の部屋で待ってても良かったのに、出来たら連絡するし」


あんまり見られてると緊張するしね?
でもまあ、一緒にいられる時間が長くなるのは嬉しい


「だって料理してるAさん見てみたかったから」


なんだそれ
なんかちょっと、照れくさい


「そんなの見てどうするの!」


「へへ〜」


もう、可愛いんだから!
という心の声を押し殺して料理を進めた


包丁を使う音に混じってご機嫌なのか鼻歌が聴こえてくる
それがやたら上手でおもわず振り返るとベッキョンくんと目が合った


「うん?」


「いや、えっと、歌上手だなって…」


なんで目が合うの…
もしかしてずっと私のこと見てた?


「へへ」


「ちょっと歌ってみてよ」


「え〜駄目、学祭までのお楽しみ!」


「ケチだな〜」


「鼻歌で我慢してくださーい」


とは言いつつも、鼻歌だけでも満足できるくらいベッキョンくんの歌声は心地良かった


学祭、楽しみだなぁ
きっと素敵な歌声なんだろうな

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K(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます!他の作品もどうぞよろしくお願いします(^o^) (2017年2月20日 18時) (レス) id: 2082ebeeaa (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - すっごいよかったです!! (2017年2月19日 12時) (レス) id: 16c6a36ad1 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - たまさん» ありがとうございます、嬉しいです(;;)頑張って更新してくのでよろしくおねがいします! (2016年5月3日 9時) (レス) id: c9ee003b2a (このIDを非表示/違反報告)
たま - 今までみた作品の中で一番楽しく読めた気がします!べっちゃん最高です~~頑張ってください!! (2016年5月3日 1時) (レス) id: df63ab58aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:K | 作成日時:2016年3月26日 12時

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