『トロンボーンって人殺せんねんで』侑「はっ？」【宮侑】

第九話　C ページ10

貴方サイド

さて、部活に行こか。
昨日は部活がなかったので、その分も取り返すつもりで練習したいものだ。

あ「失礼します、お願いします」

部員「「Aさんお疲れ様でーす！」」

あ「お疲れさん」

今私たちは7月に行われる吹奏楽部コンクールに向けて練習している。

あ「ほな、それぞれアンブシュアチェック、音出ししてな。そしたらチューニング、基礎練、で、曲練すんで。」

アンブシュア→楽器を吹くときの唇の形のこと。マウスピースだけで音を出します。
チューニング→音のピッチ(高さ)を合わせます。
　
あぁ、ええなぁ
この音が、好きや。
私は私の音が好き。

きっと音楽は、自分の音を好きになることが大事。

チューニングの平坦な音でさえ、音楽になる

工事現場の騒音に隠されたリズム

ノートに字を書く音

走るときの鼓動すらもテンポに

音楽はみつけられる、創れる

だから好き

後輩「A先輩、いつまでB♭(音)伸ばしてるんですか、すごいですね」

あ「え"、ごめんボーっとしてたわ」

ずっと同じ音を伸ばしていたらしい…恥ずいわ


北「そんな長い間伸ばしてられるんやなぁ
すごいなぁ」

あ「いや、そんなこと…って、え？」

バレー部の主将がなんでここにおんねん！？

北「驚かせてしもたな、すまんな。
吹奏楽部のコンクールの後にバレー部はインターハイがあるやろ？その応援について話し合いたいことがあってん。
ほんで、雲龍Aさんが副部長やって聞いたから来たんやけど、」

あ「そういうことでしたか、わざわざすんません。
私は一回抜けるから、みんなは練習進めといてな」

部員「「はい」」

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北さん登場できました。
これからも他のキャラを出せるようにしたいなとは思っています。
結構専門用語出してしまったので、わからないことなどあったら、コメントお願いします。説明追加します。

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