醒めない夢 ページ28
．．．ミューフェス、終わった。やっと、終わった。
超疲れたんだけど。私ってさ、スタイリストだよね。たまにマネージャーなんじゃないかって思うんだけど。
天「ねえ、ご飯まだ？」
そして、こいつの召使い。
ミューフェスが終わって、久しぶりに一緒にいよう、ってなった。んだけど、何で君は私の家に来るんですか。
「何作ればいいかなって。」
天「何って、フレンチ。」
こんな台詞、いつか聞いたことあるぞ(番外編参照)。私はね、作らないんじゃないの。作れないの。
「無理だって最初に言っておくから。」
天「．．．じゃあ、『アレ』かな。」
『アレ』って何だよ。
天「まだ一回も食べたことないんだ。でも、すごく美味しそうで、ずっと、食べてみたかった。」
何それ。世界三大珍味、とか？
「高級なのは無理。」
天「高級、ではないかな。」
え、じゃ、時間かかるやつ？
「お腹すいてるから、手間かかるのはちょっとなんだけど。」
天「かからないよ。食べようと思えば、今すぐ食べれる。」
そんなもの、うちにあるっけ？
「それって何？」
天「何だと思う？」
え。高級じゃなくて、今すぐ食べれて、食べたことない、美味しそうな．．．って、まさか。
天「分かったよね。そうだよ、Aだよ。」
．．．って、え、ええ！
「や、やだ！」
てか、高級じゃないってどういう意味だよ。
天「僕、もう我慢の限界なんだけど。
「ほ、本当に、恥ずかしいし！」
天「大丈夫だって。」
「ちょっと待っ．．．んっ。」
ずるい。こんな時にキスしてくるとか。
「ん、んん〜。」
天「ね、いいでしょ。」
その時見た怪しい瞳と、綺麗な顔に、私は吸い込まれてくみたいだった。
天「可愛いね。大好きだよ、A。」
そしてとどめに甘い甘い言葉をささやかれて。もう、食べられる理由は、十分にそろっていた。
「い、いいよ。食べても．．．」
天「．．．っ！ふふ。優しくするから。」
そして、私は夢の時間を過ごしました＿＿＿。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ｋ - これからも頑張ってください！ (2018年5月25日 5時) (
レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - 続編すっごい楽しみです！リクエストもありがとうございます！ (2018年5月25日 5時) (レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - でも、絶対書くので！リクエストありがとうございました！ (2018年5月24日 23時) (レス) id: 95a5a33deb (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - いつも読んでいただき、ありがとうございます！番外編ですが、新しい小説「その時まで、輝いていて」にあげたいと思います。なので、少し後になっちゃうかもです．．． (2018年5月24日 23時) (レス) id: 95a5a33deb (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - リクエストです！デート、王様ゲームお願いします！ (2018年5月24日 4時) (レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アップルパイ | 作成日時：2018年4月18日 15時
