思いをのせて ページ24
ミューフェスの前日。リハーサル中。
さすが大きな舞台ってだけあって、みんなの空気がピリピリしてる。いつもは具体的な指示を出さない人(メイクさんとか)まで、細かい指示を出している。
私は、お仕事よりプライベートでみんなと関わる方が多い。あんだけふざけてても、やっぱクールなTRIGGERなんだという事を、改めて突きつけられる。
「お疲れ様です。」
天「お疲れ様。」
楽「なあ、さっきの歌と踊り、どうだった？」
嫌味かってくらい完璧でしたよ。
「すごく良かったよ。」
楽「んー．．．なんか、こう、こうしたらいい、みたいなのないか？」
ないよ。それ一個言うより、さっきの良いとこ百個言う方が簡単、ぐらい。
龍之介「たくさんの人にアドバイスをもらっているんだ。感じた事、どんなささいな事でもいいから、言ってくれない。」
だから、ないの。遠慮してるとかじゃなくて。
でもさ、みんな何かしら言ってるんだよね。すごいですよ。私も何か、言わないとだよね。
「うーんと、歌もダンスも、文句なしに完璧です。でも、何かこう、明るさがほしいっていうか。ほら、今回、曲が『NATSUしようぜ！』じゃないですか。それなら、完璧にやるクールな感じ、ってよりは、ちょっと崩した方が良いんじゃないのかな、と。盛り上がって、盛り上がって、お客さんとの親近感も感じる事ができる曲ですから。だから、完璧な孤高の存在みたいに仕上げなくとも、みなさんが楽しくやればいいんじゃないでしょうか。」
何か言ってることめちゃくちゃに聞こえる。誰も何も言わないし。ミスったかな。
「ご、ごめんなさい。やっぱなんでも．．．」
龍之介「すごい．．．」
楽「曲のイメージ、な。それ、めっちゃ大事だよな。」
天「ミューフェスという大きな舞台にとらわれすぎてたけど、一番重要なのは、そこじゃないしね。」
．．．いいのかな、あれで。でも、役に立てたのなら、それで良かった。
＊＊＊＊＊
そして、リハ終了後＿＿＿
龍之介「お疲れ様。」
「龍之介さん、お疲れ様です。明日は、頑張って下さいね。」
龍之介「うん、ありがとう。．．．あのさ。」
「．．．？はい。」
龍之介「ライブのステージ、絶対見てね。あ、言われなくても見てると思うけど。」
まあ、見るき満々でしたから。
龍之介「伝えたい事があるから。」
＿＿＿そして、ミューフェス当日になりました。
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ｋ - これからも頑張ってください！ (2018年5月25日 5時) (
レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - 続編すっごい楽しみです！リクエストもありがとうございます！ (2018年5月25日 5時) (レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - でも、絶対書くので！リクエストありがとうございました！ (2018年5月24日 23時) (レス) id: 95a5a33deb (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - いつも読んでいただき、ありがとうございます！番外編ですが、新しい小説「その時まで、輝いていて」にあげたいと思います。なので、少し後になっちゃうかもです．．． (2018年5月24日 23時) (レス) id: 95a5a33deb (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - リクエストです！デート、王様ゲームお願いします！ (2018年5月24日 4時) (レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2018年4月18日 15時
