バレンタイン ページ11
２月１４日。．．．ついに、きた。
恋人たちの一大イベント、バレンタイン！
．．．調子にのった。手作りチョコ作っちゃった。可愛くラッピングしちゃった。とにかく、昨日は何かの魔法にかかってたのかってぐらい、調子にのった。
天君、喜んでくれるかな．．．
「天く．．．」
玲「天くーん！チョコ、あげる！」
あ、玲さんに先越されちゃった。玲さんは、超、超！美人なスタッフさん。優しくて、気配りできるから、男性陣の憧れの的。でも、そんなあなたにも、天君は無理．．．
天「どうも。」
．．．はあ？！何が「どうも」だ！今までもらってなかったじゃんか！美人だから？優しいから？．．．玲さん、だから．．．？
とにかく、今ので冷めた。もう、チョコとか渡さないし。あんな人からチョコもらえるんですから、私のなんて、いらないでしょ。
龍之介「あ、こんにちは、Aさん。」
「龍之介さん！」
今日は元気だな、龍之介さん。そうだ、龍之介さんにあげたらよくない？
「あの、チョコ、作ったんです。深い意味はないんですけど．．．よろしければ、召し上がってください。」
龍之介「俺に？いいの？」
「ええ。どうぞ。」
龍之介「そっか。ありがと。」
龍之介さん、嬉しそうにしてくれた。よかった。
天「A。」
で、出たな！悪魔！お前に渡すチョコレートはないぞ！
「チョコならないけど。」
天「．．．は？何で？」
「別に、深い意味はないですよ。それに、さぞかし素敵な人からチョコをもらったようなので。」
天「．．．玲さんのこと？別に、渡されたからもらっただけ。」
「今までもらってなかったじゃないですか。」
天「優しくなったから。」
「彼女じゃなくて、他の人に？ずいぶん素敵な神経されてるんですね、あなたは。」
天「．．．妬いてんの？」
「違います！」
天「．．．(嬉し。)じゃあさ、ちょうだい。濃厚なやつ。」
「だから、チョコはない．．．」
天「違う。」
そう言って、天君は唇を指差した。まじか？正気か、あんた。
でも、この時の私は、本当に妬いてたのか、すんなりキスした。
「．．．んっ．．．」
天「．．．はあ．．．」
「．．．。」
天「来年も、チョコじゃなくて、これちょうだ．．．」
「死んで。」
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ｋ - これからも頑張ってください！ (2018年5月25日 5時) (
レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - 続編すっごい楽しみです！リクエストもありがとうございます！ (2018年5月25日 5時) (レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - でも、絶対書くので！リクエストありがとうございました！ (2018年5月24日 23時) (レス) id: 95a5a33deb (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - いつも読んでいただき、ありがとうございます！番外編ですが、新しい小説「その時まで、輝いていて」にあげたいと思います。なので、少し後になっちゃうかもです．．． (2018年5月24日 23時) (レス) id: 95a5a33deb (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - リクエストです！デート、王様ゲームお願いします！ (2018年5月24日 4時) (レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2018年4月18日 15時
