【アイナナ】 その時まで、輝いていて

【番外編】　大人な王様ゲーム１ ページ6

今日は、TRIGGER全員がオフの日。

めっちゃ暇なんだけど。

楽「なあ、王様ゲームしようぜ。」

つっこみどころ満載だったけど、どうせ暇だから、やる事にした。

龍之介「王様ゲームって何？」

楽「んと、ここに４本の棒があるから、それを全員で同時に引く。で、棒の先端に赤い印か１〜３の番号が書いてあるから。赤い印だった人が王様、１〜３の番号を指名して、命令する。」

分かりずらいよ。

天「まあ、試しにやってみたら？」

全員「王様だ〜れだ？」

楽「．．．俺だ。」

うわ。絶対最初じゃないでしょ、八乙女は。何命令すっか分かんないし。

楽「最初だけど容赦なくいくぜ。１番は３番に耳攻めな。」

．．．最悪。これ絶対最初じゃないでしょ。そして私、３番なんだけど．．．

龍之介「あ、俺１番。」

うお。そして龍之介さんかい！

龍之介「え、俺なんて言えば良い．．．？」

楽「Aだったらちょうどいいな。こいつが照れたら合格。キュン、ってするやつ言えよ。」

ちょうど良いってなんだよ。私、多分龍之介さんに顔近づけられるだけで照れるかも。
大人の色気半端ないし。

龍之介「うーん？」

楽「．．．じゃあ、お手本見せてやるよ。A！」

はい？って、急に壁ドン？！

楽「俺がお前の事を好きだって言ったら．．．どうする？」

「〜っ！」

何これ。めっちゃ照れるんだけど。これさ、ほとんどの女子堕ちるよね。こんな事言われたら絶対好きになるよ。

龍之介「は、恥ずかしいな．．．」

言われる方もね。

龍之介「えっと、ん、と．．．」

そして不意に、ささやかれた。

龍之介「今夜は、帰さないよ？」

「っ！///」

お、大人．．．何それ。さっきまで「何て言えばいい？」って聞いてた人の言う台詞じゃないでしょ。

楽「合格だな。てかA、お前何言われても照れるな。」

当たり前だよ。こんな事急に言われて照れないでって方が無理だし。

龍之介「あれ、天どうしたの？」

天「．．．別に。」

楽「あ、すねてんのか。確かに、彼女が他の男に口説かれてたらやだよな。」

口説かれてねーし。天君すねてないでしょ。

楽「じゃあ、最後は天か。彼女をキュン、ってさせろよ。」

やんないでしょ。

天「．．．A。」

え？

天「それ以上他の男にキュンキュンしたら．．．お仕置きするよ？」

「うっ！/////」

楽「え、何て言ったの？」

天「秘密。」

最後のはやばかった．．．

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