思い出の場所1 ページ25
天「お疲れ様。ドラマの撮影、どうだった?」
「どうだったと思う?」
天「僕達のユニットは、良かったよね。」
どこがだよ。あれさ、ドラマじゃないし。全然台本に無い台詞ばっかり言ってるし。台本いらないじゃん。
天「アドリブの事?あれは、ドラマをさらに面白くする為にやったんだ。」
いや、違うだろ。あれはアドリブじゃない。皆が普通に会話してるのをカメラで撮ってみた、って感じだったじゃん。
天「僕、良かったよね。」
お前今日出番なかっただろ。どこを評価しろっていうんだよ。
天「...ねえ、Aさえよければさ...」
「よくない。」
天「まだ何も言ってない。」
だってどうせ
天『Aの家に行っていい?』
って言うんでしょ。で、私が良いとか悪いとかに関係なく、家に来る。
天「...違うし。○○公園に行こうと思ったんだよ。」
今、絶対ごまかしたよね。驚いた顔になってたし。それに○○公園って、どこだよ。
天「いいから、早く来て。」
...結局、私の都合関係ないし。
*****
公園ってさ、来てみたら、「懐かしい〜!」とか、あるじゃん。
でも、マジで知らない。ここどこ、って感じ。
...まさか、遊びたくて来たわけじゃないよね。私はその付き添い。...子供か。
天「もしかしてさ、僕が遊びたくてここに来たと思ってる?」
うわ。当たってるし。何だこいつ、テレパシーか。
天「なわけないでしょ。馬鹿なの。小学生でもそんな事考えないよ。」
うるさいな。誰だって知らない公園に連れてこられたらきっとそう思うよ。(←思わない)
天「もちろん、この公園、覚えてるよね?」
...え?
知らん。本当に、知らん。でも何か、答えられなかったらやばい雰囲気になりそう...
...何か、言わなきゃ。
「あ、当たり前じゃん!この公園の名前は○○公園!!」
天「...」
そんな冷たい目すんなよ。知らないものは知らないんだから、しょうがないじゃん!
「何か、特別な場所、だっけ...?」
天「当たり前でしょ。だから連れて来たんだよ。」
特別な場所...?初デートはここじゃないし、そもそも来たことがない場所だし...
「何かさ、どこかと勘違いしてるんじゃない?」
...あ、雰囲気がやばい。殺されるな、私。
天「...本当に覚えてないの?」
覚えてたらとっくに言ってる。
天「...僕達が初めて会った場所、でしょ...」
あ...!来たこと、あった。
初めて天君に会った、「あの日」___。
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アップルパイ - kさん» 最後まで読んでいただき、ありがとうございました! (2018年8月20日 12時) (レス) id: 3df9c4ff0b (このIDを非表示/違反報告)
k - 完結おめでとうございます! (2018年8月19日 21時) (レス) id: 08642469ea (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - kさん» コメントありがとうございます!意外にも部活があって更新厳しくなってるんですよね…もう少ししたら落ち着くと思うのでそしたらたくさん更新できるよう頑張りますね!リクあればどんどんお願いします! (2018年8月5日 23時) (レス) id: 117262a74f (このIDを非表示/違反報告)
k - 久しぶりに見ました!やっぱりこの作品大好きです!これからも更新頑張ってください(^o^) (2018年8月5日 19時) (レス) id: 4abdf46ef8 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - こんにちは、作者です!コメ欄で失礼しますね。作品は、一応明日更新予定です。それで、土日は合宿があるので更新できません!すみません!夏休みに入ったらもう少し更新できると思います!これからも「その時まで輝いていて」を宜しくお願いします!長文失礼しました。 (2018年7月12日 22時) (レス) id: d4bf5e94f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アップルパイ | 作成日時:2018年5月24日 22時