【テニプリ】僕は元歌姫です【マクロスＦ】

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夏といっても夜の外は寒かった

僕の服は白のワンピース。ただそれだけ

だいたいここはUー17。男子テニスプレイヤーを育成する所

女物の服なんてなかったらしく

唯一あったのがコーチの知り合いのかたの忘れ物

奇跡的にサイズがピッタリだった


貴「寒い・・・・・」


誰かのジャージでも持ってくればよかったなーとか思いながら空を見る

負け組のところより低い場所にいるからか雲が邪魔して

星はあまり見えなかった


貴「雲が星を消す・・・・・・」


なんだか現実を表しているみたい

キラキラ輝いている人でも少しの暗い気持ちが

何もかも見えなくしてしまう


貴「・・・・・それでも輝いているんだよな・・・・」


めげずにキラキラと輝き続ける星が羨ましい

僕は見えなくなったらきっと輝くのをやめてしまうんだと思う

あの名誉を投げ捨てた時のように・・・・



その瞬間頭の中に浮かぶあの楽しい日々達

ランカさんやシェリルさん、アルトさんがいて

ミシェルさん、ルカさん、ナナセさん・・・

たくさんの人がいてたくさん笑っていた

なのに・・・・


嗚呼

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い


頭の中がごじゃごじゃになり倒れそうになったとき


？「大丈夫か？」


誰かが僕を支えてくれた・・・・・

誰だろう？全然わかんないや


？「気を確かに持つんだ！」


この声って・・・・・


貴「橘・・・・・せんぱ・・・い」


不動峰中の部長さん橘桔平先輩だった

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