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「お弁当」 ページ7

*


美術の授業は終わり、とうとう昼食の時間に。


(ここはスマートに…!!)




お兄ちゃん一緒にお昼どう?っていうんだ!!!




生徒たちがバラバラに教室を出ていく中、私は一人美術室に残る





「A!一緒にお昼どうだ?」

「あーごめんね炭治郎、今日はちょっと…」


「そっか…今日はカナヲや善逸たちも一緒だったから残念だ」


「そうだったんだね、ごめんね」





そういえばまだカナヲ…?という女性にあったことがない

同じフロアでも炭治郎が名前を呼ぶ人が該当しないことから、カナヲって方も二年生の人なのかな?







「あ、もしかして宇髄先生と??」


「あー…うん、そんなところかな」

「そうか!兄妹なんだったな、邪魔してごめんな??」


「ううん、気にしないで」


「それじゃ、また教室で!」


「うん!」





伊之助を連れた炭治郎が教室を出ると、ついに私一人だけが教室に残った





「お?Aまだ残ってたのか?」


「あー…えっとー…お兄ちゃん、一緒にお昼ご飯とか…どうかな…?」






恥ずかしくなって顔を伏せると、目の前までお兄ちゃんがやって来た





(やっぱりおかしいかな…こんな、ご飯誘うなんて……)




いくら兄妹でも……





「おう!!いいなぁ!Aと飯食うなんて久々じゃねぇか!」


「ほっほんと?」


「おういいぜ?待ってろ、今飯持ってくるから」

「わっ私も持ってくる…!」


「んじゃまた美術室集合なー」






そう言ってお兄ちゃんと私は一度別れ、それぞれのお弁当を持って再び美術室で再開した。





「「いただきます」」





二人で声を合わせて挨拶をしたとき、ふとお兄ちゃんのお弁当に目が行った






(……お弁当箱?)





袋に包まれている大きさからしておそらくお弁当箱だ



お兄ちゃんのことだからてっきり買い食いでもしているのかと思ってたけど……






「わぁ、おいしそう……!」



「ん? ヒヒッ そうだろ?うめぇよ」





お弁当箱を見つめ優しく笑ったお兄ちゃん





(なにその顔…見たことない……)





そんな風に笑うんだね






「お兄ちゃんいつから自炊なんて始めたの??」





明らかにお弁当箱の中身はすべて手作りなものがほとんどで



聞かなきゃいいものを、わざわざ自分で聞きにいって






そんなの……聞かなくても分かるでしょ







お兄ちゃんがこんなに料理をするはずがない







それは一緒に暮らしてた私が、一番よく知ってるのに。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 倉狩莉緒菜   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時

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