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「舞い上がる」 ページ6

正直びっくりはしなかった。

こんなにイケメンなんだ、彼女の一人や二人いそうだ



お弁当作ってあげてるなんて、優しい彼女さんだな…






「それじゃアオイちゃん、俺たち次移動なのでそろそろ失礼しますね!」


「えぇ、伊之助さんの事よろしくお願いします」

「はい!!」





相変わらず元気な声で返事を返して、私たちは少し小走りをして美術室へ






「ふぅ…間に合ったな」


「ギリギリだけどね」




それからはチャイムが鳴ると同時に美術室へ到着




黒板に張り出されている紙には出席番号が記されていた





「席離れてしまうな…」


「まぁ、最初のうちは仕方ないよね」





やはり入学したては何事も出席番号通りが多い


伊之助や炭治郎とは離れた席になってしまうのも仕方のないことだ。






ガラガラッっと勢いよく扉が開くと、パーカーのフードを被り中はTシャツを着たお兄ちゃんがダラダラと登場した





「よぉ新一年生、今年は派手な一年が多いって聞いてるぜ!!!俺は嬉しい!どんなド派手な生徒がー……!!!!」





っと言っている傍からお兄ちゃんとバッチリ目が合った


もちろん、お兄ちゃんはとても驚いている様子







「Aじゃねぇか!いやこれはド派手にビックリしたぜ!!」




あぁ…やっぱりこうなるよね




「あーわりぃなお前ら、こいつ俺の妹なんだけど入学してるなんて知らなかったからつい盛り上がっちまった」



「えー!宇髄先生の妹?!」


「あんなにイケメンなお兄さんがいるなんて羨ましい〜!」





等、クラスの女子の黄色い歓声が一斉に私のもとに集まる




(も〜〜……)






挨拶行ってなかったこうなるのも想定していたけどさぁ!!!








「ほらほら席付けー!!とりあえずアレだ!俺は宇髄天元っていう。お前らの美術を担当する教師だ、俺の授業は特に派手なものを要求する!!地味な作品はやり直しさせるから、覚悟しておけよ!」




なんともハチャメチャな紹介をした後は、簡単にまずはデッサンから始まった


果物のデッサンだ。



正直





(……楽勝)






絵に関しては昔からお兄ちゃんと一緒に描いていた自信がある。






「おっ、Aは相変わらずデッサンうめぇな〜」




ポンポンッっとお兄ちゃんの手が数回頭に置かれる






(…えへへ、めっちゃうれしい……)







ニヤける顔を下に向け、横髪で表情を隠す



こんな些細なことでも、私は









_______簡単に舞い上がってしまうんだ

「お弁当」→←「神崎アオイ」


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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 倉狩莉緒菜   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時

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