「こんな日が来るとは」 ページ46
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あれからしばらくして男子も入浴を済まし布団を敷いていざ就寝……っといこうにも、なんだか脳が興奮状態なのか目が冴えてしまってなかなか眠れない
先ほどの入浴で私とアオイ先輩、カナヲ先輩の距離はグッと縮まった
二人の恋人との馴れ初め話を聞いたり7、二人はいつから仲がいいのかなどなど沢山教えてもらった
自分でも少し信じられない
本当に。
まさか自分から泊まる事促す日が来るなんて思わなかったし、こうやって誰かに料理を振る舞う日が来るとも思って無かった
(お兄ちゃんの事しか考えてきてなかったからなぁ……あと、炭次郎たちがすごくいい人達だったから今もこうしてつるんでいられるのかも)
中学の頃のクラスメイトたちだったら絶対に考えられない
(お兄ちゃん……私、とってもいい友人に恵まれたよ)
お兄ちゃんの高校時代はどんなものだったのかな
一緒に学校生活送ってみたかったな
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「んっ…」
携帯のアラーム音が部屋に響き渡るなりまだ寝たい気持ちをぐっとこらえながらゆっくりと起き上がると
「お、A起きたん?」
「おはようA!」
「…おは…よう」
眠たく視界が霞むのを目を擦ってピントをあわせれば、既に炭次郎と善逸が起きていた
「二人とも早いね」
「俺は何というか…もう習慣が体に染みついてしまったようでな」
「何度も二度寝しようとしたが駄目だった」っと苦笑いを浮かべる炭次郎
まぁ百歩譲って炭次郎はわかるけどまさか善逸まで起きてるとは思ってなかった
「言いたいことはわかるけどあからさまに顔にだすのやめてよ!?」
「えー…だって本当に意外なんだもの」
「俺だって習慣だよ、しゅ・う・か・ん!
俺の家は爺ちゃんと兄貴の三人暮らしてて、いつも朝食の準備は俺と兄貴の2人の当番制なんだ。だから早起きする癖がついての!」
「へぇ!意外だわー」
「ちょっと何その反応!!?酷くない?!」
なんて私たちが騒いでいたせいかアオイ先輩たちも起き上がってきた
「おーい伊之助、朝だぞ〜」
「伊之助さん、起きてください」
「伊之助〜!」
皆で必死になって伊之助を起こし、それぞれ制服に着替えたり髪の毛をセットしたりする
「あ、ねぇA」
「ん?」
「私達Aの髪の毛セットしたい…!」
「へっ?」
そう、鏡にはニッコリと笑うアオイ先輩とカナヲ先輩が映っていた
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時