【宇髄天元】この恋、遂げてみせるよ【我妻善逸】 (ページ43)

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「素敵な友人」ページ43

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「「「「いただきます…!!!!」」」」

「はい…召し上がれ……」

目の前に並ぶ多くの食事に伊之助はとても嬉しそうに頬張っていく

「うんめぇ!! お前料理出来たんだな!!!」

「こら伊之助さん!お行儀悪いですよ!あと、宇髄さんにその言い方は失礼です!!」

「気にしてないからへーきだよ」

「でも本当にどれもおいしい…!」

「アオイのご飯と同じくらい」っと付け足しながら次々に料理を頬張るカナヲ先輩

皆驚くほど箸が止まる気配がない

(…こんなに喜んでもらえるなんて予想外)

すごく照れる……

「うふふっなんだか嬉しいわぁ～!一気に娘息子が増えたみたい」

「ちょ、お母さん……」

さっきから妙にご機嫌だと思ったらそういう事…

「Aは学校でどんな感じなの?」

「Aさんですか?」

「お母さん!?」

急に何聞きだしてんの!?!?

「だぁって気になるもの～
Aは全然学校関係の事話そうとしないし……正直お友達がいるのかすら心配だったのよ?」

「うっ」

「Aは俺達のグループには欠かせない存在です!頼りになると言いますか…とても同い年には見えないぐらい落ち着いています!
俺は同じクラスなのでよく勉強面でも助けてもらってて…あ、今日の集まりも音楽の課題でどうしてもできなかった所をAに教えていただいてたんです!」

「コイツは教え方うめぇし、飯作りもうめぇ、こいつがいねぇとホワホワ加減がちげぇ!」

「炭次郎…伊之助……」

「私たちは宇髄さんの一個上ですけど、彼女の気配りや場の盛り上げにはいつも助けられてます」

「私も伊之助と同じ…このメンバーにAがいないと物足りない…」

「アオイ先輩…カナヲ先輩……」

「お母さんが心配するような事はないですよ、彼女は…もうとっくに俺達にとって大切な友人ですから。手放す気なんてないです」

「善逸…」

なによ……皆そんな風に思ってくれてたの…??

(私、無愛想だしアオイ先輩やカナヲ先輩みたいな可愛げないのに)

「そう…よかったわ
ずっと心配だったの…この子はお兄ちゃんっ子だったから…ずっと天元くんと遊んでもらってて他にちゃんと友達いるのかしらって」

「…大丈夫だよお母さん、この通り私すっごくいい友人たちに恵まれてるからさ。心配しないで…??」

「……そうね、さっ、どんどん食べて!おかわりもまだまだあるからね」

「「「はい!!!」」」

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