【宇髄天元】この恋、遂げてみせるよ【我妻善逸】 (ページ42)

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「両想い??」ページ42

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「というかこの２人、本当に仲良しね」

「ほとんど2人の写真……」

「まるでどっかの兄妹だわ」

そう言って目線を炭次郎に向けるアオイ

「ｱ､ｱﾊﾊﾊ…」

でも、アオイちゃんの言う様に

(……くっつきすぎだろ……)

どの写真をみてもAと宇髄先生とのツーショがほとんど。

仲がいいの範疇を越えている気がする

(この宇髄先生の顏だって…まんざらでもなさそうだし?)

先生の腕に抱きつくAとそれに対して嬉しそうな先生の顏

Aの顏もとても幸せそうに笑っていて、本当に先生の事が好きなのが伝わる

何なんだこの兄妹

何でこんな不器用なんだよ

第三者の事情を知ってる俺が、こんな写真見たら

すぐにわかってしまう

「両想いじゃねーかよ…… ﾎﾞｿｯ」

「何か言いました?」

「…んーん、なんでもない」

ｶﾞﾁｬｯ

「皆～ご飯出来たー…って何見てるの??」

「あっ!宇髄さん…!こ、これはね、あの…!!」

「Aのアルバム見せてもらっちゃった～～」

「ごめんなさい勝手に……」

「…あぁ!ううん、全然大丈夫!ちょっと恥ずかしいけど……それよりご飯出来たから、下に集まって!」

「飯ーーー!!!」

「ちょ、伊之助さんアルバム片付けなさいよー!!」

一番乗りに伊之助が下に行き、それを追いかえアオイ先輩、カナヲ先輩、炭次郎っと部屋を後にする

私はミニテーブルに置かれたままのアルバムを棚に戻す

「善逸は下に行かないの?」

「んー行くんだけど、さ」

「……アルバム見て引いた…とか?」

「いや」

「じゃぁなによ?」

「A、今までよく耐えてきたなーって」

「!!」

「これからは、辛い時は我慢せずすぐおれんとこおいでよね」

ﾁｭｯっと軽いキスを交わすと善逸も部屋を出ていく

「……へっ?」

突然の事にまたも顔が熱くなる

「急になによ……」

ほんと、心臓に悪いから急にあぁ言う事しないでほしい

(って、なにドキドキしてんの私!!!!)

「柄じゃない～～～!!」

パタパタと手で顔に風を送って顏の熱を冷まし

私もリビングに向かったのだった