「神崎アオイ」 ページ5
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あれから早くも一ヶ月経った。
今ではクラスの皆とも打ち解けた
だけども私がよく一緒にいるのは炭治郎と伊之助の2人
一か月前のあの後、私は炭治郎たちの入学祝のパーティーには参加しなかった。
残念がっていたけど、また機会があれば誘うねと言ってくれた
優しい人たちだと思った。
それからことあるイベントごとに私を誘ってくれるものだから、今ではすっかり互いに名前で呼び合うほどに仲良くなった。
……お兄ちゃんには、まだ会えないでいる。
あの日の放課後も
(結局会えなかったんだよね)
私が向かった頃にはもう、お兄ちゃんはいなかった
で、それからはなんだか足取りが重くて会いに行けていない…って感じだ
それももう今日で終わりだけど。
「さて、4時間目は美術だったな。遅れる前に行こうか」
「そうだね」
「伊之助も行くぞ!」
「ケッ だりーな〜」
相変わらず伊之助はワイシャツのボタンを全開放して、頭の後ろに手を組んでだるそうに歩いている
「イケメンなのにもったいないね、伊之助」
「あぁ?!」
「こら伊之助!すぐそういう声を出すんじゃない!!」
いつものように炭治郎が伊之助の保護者役を担っていると
「あれ…?伊之助さんと炭治郎さん??」
「あ、アオイちゃん! こんにちは!!」
「こんにちは、それより隣の女性は…」
伊之助の隣に立っていた私に目線が配られる
その目はなんだか私に嫉妬しているようにも見えた
「この子は俺たちと同じクラスの宇髄さん」
「初めまして、宇髄Aです」
「あぁ貴方が善逸さんが言っていた宇髄先生の妹さんね?」
「…我妻先輩のことを知ってるんですか?」
(というより我妻先輩私のこと色んな人に言いふらしてたりしない…よね……?)
もしそうだったらもうお兄ちゃんの耳にも届いているかもしれない。
「えぇ、私は神崎アオイ。善逸さんと同じクラスなの」
て、ことは…この人も先輩……
(ひぇ…炭治郎たち先輩に知り合いい過ぎじゃない???)
「おいアオコ!!今日の弁当は天ぷら入ってるか!!!」
「今日のは入ってませんよ!!もう!毎日天ぷらなんて食べたら高カロリー摂取で体に良くないんですからね!」
「あっ、お二人はそういうご関係で…?」
「あぁそうだぞ!…言ってなかったか?」
「…うん」
そりゃ、知らない女が隣歩いてたら嫌な目をしてしまうよね。
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時