【宇髄天元】この恋、遂げてみせるよ【我妻善逸】 (ページ40)

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「誰が彼氏??」ページ40

「腹減った!飯!!」

「私…Aの手料理食べたい……」

「私も…!」

「お言葉に甘えて…」

「…私なんかの手料理でいいの…?お母さんの作ったご飯の方が美味しいよ…?」

「そうなのかもしれないけど、皆Aの手料理だから食べたいんだよ」

そっと私の肩に手を置く善逸

(…善逸のバーーカ、そういうとこだぞ、タラシめ……)

なんて心の中で悪態をつき「わかった」っと一言返事を返した

「じゃぁ私作ってくるから、皆は部屋でゆっくりしてて!あ、伊之助と炭次郎はなるべくギターの練習をすること!」

「わかった」

「何かあれば手伝うからすぐ呼んでくださいね」

「アオイ先輩…ありがとうございます!では!!」

それから私は手を洗いエプロンをつけて台所に立つ

「も～お母さん、確かに今日は私が作るって約束してたけど何も皆の前で言わなくてもさぁ……」

地味に恥ずかしかったんだから…

「だぁってA、お兄ちゃんっこだったから昔から帰って来るなり友達と遊ばずだったし、今日みたいに友達家に連れてきたことなかったじゃない?

それなのに今日あんなに多くのお友達連れてこられちゃったらお母さん、テンションあがっちゃうわよ～!」

なんてｷｬｯｷｬｯするお母さん

「えぇぇー…」

まぁ…確かに私は昔からお兄ちゃんしか眼中になかったから

学校の友達と遊ぶよりも、お兄ちゃんと遊びたくてすぐに家に帰ってきてたっけ……

(それもお兄ちゃんが高校生になれば向こうは向こうの友達と遊び歩いて、私と遊ぶ機会は無くなっていったけど。)

あれからお兄ちゃんの制服に女性物の香水の匂いがまとわりつく様になったっけ

(……あれは、とっても不快だった)

「お母さんは座って待ってていいからね、お茶飲む?」

「それぐらい自分でやるから、Aは料理に集中していいわよ」

「わかった」

冷蔵庫から食材を取り出して献立を頭の中で組み立てる

食べ盛りの男３人もいるし、無難にから揚げとかでいいかな～なんて思い下ごしらえやその他の準備を行っていると

「そう言えばA」

「んー??」

「あの三人の中の誰がAの"彼氏"なの?」

「えっ!!???」

「みんなすごくイケメンだったけど、その中でも一人すごく美形な男の子居たわよね～!その子とか??」

「ちっ違う違う違う!! それはあのっ、ツインテールの先輩の彼氏だから!!!」

いきなり何を言い出すんだお母さん!!!!