「可愛らしい」−善逸side− ページ38
それから皆でわいわいしながらAの自宅へ
電車通学なのは知っていたけど、かなり栄えている駅に住んでいるとは思わなかった
周りを見ればかなり高級住宅街が並んでいるし、案の定Aの家もかなり大きい家だ
(ただ俺が気になるのは……)
皆がこの駅のことを話しているとき、Aから聞こえる音が"懐かしい"っと叫んでいる事
まぁ、事情を知っている俺なら音なんか聞かなくても、あのAの表情を見ているだけでわかってしまう
(宇随さんとの思い出が沢山ある駅なんだなー)
なんて考えていればAは飲み物を持ってから行くからと、皆を先に部屋に上がるよう促すから
「じゃぁ俺も手伝うよ」
と、声をかけた
これは話すいい機会だからね
「えっ、大丈夫だよ??」
「人数多いんだから重いでしょ、それくらい俺持つよ」
「わかった、ありがとう」
「じゃぁ俺たちは先に上がらせてもらうな??」
「うん!好きなところ座ってて!」
俺たちは炭治郎たちを見送り飲み物の準備に取り掛かった
指示を仰ぎ、言われた通り人数分のグラスに氷を入れればAがそこに飲み物を注いでいった
それからまだ何か用意しようとしていたAを後ろから
ぎゅっと抱き締める
「へ…?」
「あ、あの…善逸……?」なんて、少し焦るような声色
「A、俺言ったよね。今は仮にも俺の彼女なんだから隠し事無しって」
「うん…?」
「じゃぁなんで今日誘ってくれなかったの」
「えっ…とー…今日はその、課題だったし……私から善逸誘おうって炭治郎たちに言うのも変、かなぁ…っと」
まぁ、嘘は…ついてないみたいだけど
(それでも気に食わないから)
お仕置き開始
カプッ
「ひぃ、ぁっ…!」
「っ、しー…」
耳を甘噛みしただけなのに、存外可愛らしい甘い声を出され声を抑えるよう口元に指をあてた
「っっ」
「なにすっ…んんっ……」
抵抗するAの言葉を飲み込むかのようなキスをし
「プハッ ハァハァ」
息の上がったAを見て
「も〜俺悲しかったんだからね!?誘われなかったこと!!」
少しあどけた感じで伝えた後
「次はこれよりもっとひどいお仕置き待ってるからね」っと、落差をつけ耳元で囁けばまぁー顔を真っ赤にしちゃって
(可愛らしいなぁ〜)
けど同時に危ういなっと感じさせる
ほんと、いつか壊れなきゃいいけど
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時