検索窓
今日:14 hit、昨日:20 hit、合計:7,356 hit

「楽しいな」 ページ36

「A、俺言ったよね。今は仮にも俺の彼女なんだから隠し事無しって」


「うん…?」


「じゃぁなんで今日誘ってくれなかったの」


「えっ…とー…今日はその、課題だったし……私から善逸誘おうって炭治郎たちに言うのも変、かなぁ…っと」




カプッ



「ひぃ、ぁっ…!」


「っ、しー…」



「っっ」






突然善逸に耳を甘噛みされ変な声を出してしまい、急いで口元を手で覆う





「なにすっ…んんっ……」




振り返りながら反論の声を上げる私の言葉ごと飲み込むようなキスをされ、成すすべがない私はただひたすらに暴れることしかできない





「プハッ ハァハァ」




「も〜俺悲しかったんだからね!?誘われなかったこと!!」





やっと唇が離れたと思えば、肩で息をする私とは正反対に善逸はけろっとした表情だ





「次はこれよりもっとひどいお仕置き待ってるからね」

「っ!!!」




ボソッと耳元で囁かれただけなのに




(くそっ…)




耳元が弱い私はぞわぞわして仕方がなかった




「わかったわよ!!次からちゃんと呼べばいいのよね!!」



やけになりながらお皿にお菓子を盛り付けて、飲み物などが乗ったお盆を善逸に押し付ける



「…重いから持ってって」




そう付け足して善逸のカバンと私のカバンを持って先に階段を上がる




「! プッ アハハッ はーい、お姫様」





なんて、後ろで笑っている善逸を無視して一足先に部屋に入る







「おまたせ〜!」

「うわぁ…!おいしそうなお菓子だな!」

「うんめー!!なんだこれ!!サクサクじゃねぇか!!」

「って伊之助さん早速食べてるし…!!」



「美味しい…」

「カナヲまで…!
はぁ…みんな少しは遠慮ってものをねぇ…」



「アハハ いいんですよ、まだまだたくさんあるので!」



「ん!このアイスティーもすごく美味しいな!」


「これも、お菓子も、全部お母さんが作ってるんだ」



「宇随さんのお母さんすごいわね…」


「えへへ」




お母さんが作ったお菓子や飲み物がかなり好評で、私はなんだかとてもうれしい気分になった







「そういえば本題忘れてない??」




皆すっかりお菓子や飲み物に夢中で、今日来た本題を忘れかけていた時カナヲ先輩がポソッっと呟く




「……確かに」

「今ギター出しますね」








そうだ

私たちは楽器の練習をするために集まったのに





(なんか楽しすぎて私まですっかり忘れかけてた…)




こんな感覚初めて。







「フフッ」





楽しいな

「言った傍から」−善逸side−→←「思い出の駅」


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 倉狩莉緒菜   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。