「わかりっこない」 ページ33
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あれから約二時間、再来週の海学習のある程度の当番やら注意事項の読み合わせやらを行って今日の授業は終了
「ん〜! 疲れた…」
お昼寝チャンス無かったのが大きいなぁ
「お疲れA」
「お疲れ炭治郎〜」
「疲れてるところすまないんだが…この間の音楽の授業でやったアコギのコードで引けないところがあって…時間があれば教えてくれないか?」
あぁ、そういえばそんな話前にしたな
「うん、いいよ。今日空いてるならうちにおいでよ」
「もちろんカナヲ先輩たちも一緒に」っと付け足すと、「ありがとう!助かるよ!」っと太陽のような輝かしい笑みを浮かべてカナヲ先輩に電話する炭治郎
(これは…私も善逸に言った方がいい、のか……?)
隠し事はなし、とは言われたものの…これは別に隠し事というより勉強…みたいなものだし……
まだいまいち、善逸のと距離感が掴めない
「伊之助はどうする?」
「めんどくせー」
「まぁそういわず……あぁ、伊之助には無理かなぁ?ギターって難しいからさぁ〜」
「んだと!!子分が出来て俺が出来ないことなんかないぜ、やってんぜウリィィィイ!!!」
(あ、伊之助の扱い方少しわかって来たわ←)
「今カナヲに電話したらちょうどアオイさんと一緒にいたみたいで」
「クスッ 私はアオイ先輩いても平気だよ、むしろいた方が伊之助のモチベも上がるかも」
「ありがとう」
そのあと電話で昇降口集合と告げた炭治郎は電話を切って帰り支度を始めた
(うーーーーん、やっぱり声かけた方がいいのかなぁ……)
「どうかしたのか?」
「えっ!? あぁいやなんでもない…よ…?」
昇降口に向かう途中またも炭治郎から心配する声を掛けられる
更に
「お前なんか今日変だぞ」
「伊之助にそんな事言われる日が来るなんて…」
「んだと!!!」
まさかの伊之助からも。
「まぁまぁ伊之助落ち着こう??でも伊之助の言う通り、なんだか今日のAは変な感じがする
悩み事があるなら俺たちでよければ聞くぞ!」
長男パワー全開の炭治郎
だが
「大丈夫!そんな大したことじゃないの!気にしないで!!」
「そうか…?」
こんな悩みを打ちあけたとて、それまでの過程の話とかその他諸々まで話さなきゃいけなくなる気がするし
(そうなると私の気持ちなんて絶対、わかりっこない)
話すだけ無駄、なんだよ
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時