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「ラブレター」 ページ27

「どうしたんだ?」



「なんか紙が入ってて」




朝にはこんなの無かったし…なんなんだろうっと思いながら紙を開いてみたら



「"宇髄さんへ。お昼休みの終わる5分前に視聴覚室まで来てください、お話があります。田中より"…だって」


「そっそれはもしかして!!!」


「んだぁ?ラブレターってやつか??」



「伊之助からそんな言葉出るとは思ってなかった……けどまぁ、ラブレターって決まったわけじゃないし……」


「でも可能性はあるな!」

「もー炭治郎まで…とりあえず本当に来てたら申し訳ないし、あとで行ってみるね」


「そうだな!」



「あっ!!お弁当忘れた…!」


「じゃぁ購買に…」


「ううん!こんだけ待たせてたし、先に行って??伊之助も待ちきれなさそうだし…」


「天ぷら!今日の昼は天ぷら!!!」


「はいはいわかったから!!……じゃぁちゃちゃっと買ってきちゃうね、本当に先に行ってていいからね??」



「わかった!皆には俺から言っておく!」

「ありがとう!」





お財布と携帯を持って走って購買に向かった

早くしないと売り切れちゃう!!





(…ていうかあれ本当にラブレターなのかな)




そういうものは中学の時何度かもらったことはある



全部断ってたけど…。







「いらっしゃーい!今日のお勧めはこちらでーす!」



元気に販売している可愛い販売員さん





「須磨さんってちょっとドジだけど、そこがまたいいよなぁ…」

「わかるわ…」





なんてすれ違いざまに男子が言っているのが耳に入ってきた





入学してからずっとお弁当だった私にとってここは未開発の地

購買に来るのは今日が初めて





(おいしそうなお弁当売ってるな〜…あ、お菓子の種類も豊富)




高校の購買ってこんな感じなんだ



案外はまってしまいそうな空間、散財しないように気を付けなければ…





「すみません、これとこれお願いします」





タコさんウインナーとハンバーグが入ったお弁当とジュースを購入





「はい、これおつりです!」


「ありがとうございます」





お釣りを渡すときでさえにっこりと可愛らしい笑みを浮かべる店員さん


これは男子高校生惚れてしまうのもわかる



まさに癒し系女子な人






「っと、ゆっくりしてたら食べてる時間なくなっちゃう」




今日はお昼が終わる前に視聴覚室にも行かなきゃいけないもん






「いっそげーいっそげ〜」





私は屋上までの階段を一生懸命登って、炭治郎たちの待つ場所へ向かった

「美味しいハンバーグ」→←「自分で自分を」


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 倉狩莉緒菜   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時

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