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「嬉しいハプニング」 ページ25

「ぁっ、えとっ」





まさかの事態に動揺してしまう


嬉しいハプニング





(今…おにっお兄ちゃんが私を…っ!!)






私を抱き締める形で私を支えてくれたお兄ちゃん


それがどんな状況であれ、私にとってはとても嬉しいことで。






「だ、大丈夫……」


「よかった。たまたま通りかかったら階段踏み外すとこで派手に焦ったぜ……」






「ふぅ」っと深い息を吐いて汗を拭うお兄ちゃん

相当焦って飛んできてくれたんだろうな



それが本当に嬉しくて、胸がどきどきした






「ありがとう…お兄ちゃん」




「おう!Aが無事でよかった。つーか学校では先生、だろ??」

「そんなこと言ったらおに…っ、宇髄先生だって私のこと名前で呼んじゃダメじゃないですか」


「! そうだな ハハッ」


「フフッ」





お互い苗字は"宇髄"


なんだか今更先生と生徒の関係が違和感しかなくてお互い笑ってしまった





「これどこまで運ぶんだ?」

「えと、私のクラスまでなんですけど」



「うし、その段ボール貸せ」



「あ!」






お兄ちゃんは私が持っていた段ボールを軽々と持ち上げると、それを持って歩き始めてしまった




「あ、あの先生…!!」

「また転ばれちゃたまんねぇからな」


「!!」



見た誰もが惚れるであろう笑顔で笑う兄の顔を独り占めしたかったから



「待ってくださいよー!」




落ちた世界地図を人ってすぐにお兄ちゃんの傍に駆け寄る


本当はもっと抱き締められるあの逞しい腕の中にいたかったけど、この笑顔を見てまた誰かが惚れてしまう可能性のほうが嫌だもん



我慢 我慢




さっきのハグだけでも今日一日元気でいられる





「そういやA、学校生活はどうだ?」

「もー宇髄、でしょ…」




さっき自分で言ってたじゃん〜なんて笑いながら付けたして





「まぁ…それなりに楽しい、かな」


「そうかそうか。高校生活は一生の宝もんになる、悔いのないようド派手に過ごせよ?」




わしゃわしゃと片方の手で頭を乱雑に撫でられて頭がぐらぐらと動く




「も〜髪グシャグシャになるじゃん〜…」






なんていう私だけど内心めちゃめちゃ喜んでたり。





「…お前の髪は、相変わらず派手でいいな」


「!! そ、そうかな? お兄ちゃん私の髪、ずっと好きだもんねぇ」



「ん?あぁ、派手に好きだ」


「っっ」



不意の"好き"という単語に






(いっっや!!!!何今の!!!!!派手に好きって…!!!ずるいッ!!)








私の表情筋緩々になった

「自分で自分を」→←「頼まれごと」


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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 倉狩莉緒菜   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時

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