「頼まれごと」 ページ24
とは言ったもののさっきの炭治郎とカナヲ先輩は、特別イチャイチャしている感じじゃなかったなー
さっぱりしてるし
(別にカップルが皆イチャイチャしてるってわけじゃないんだよね)
その後の授業もまぁぼーっと過ごしていたわけだけども……
「よもや!宇髄少女ー!!ちょっと頼まれてくれないか!!!!」
「うわっ!? あっ、煉獄先生……なんでしょうか?」
少し離れた場所にいた煉獄先生がなんとも大きな声で私の名前を呼ぶものだから、とても恥ずかしい……
「次の時間で使うこの世界地図とその他諸々が入ってるこの段ボール、教室に運んでおいてくれないか!! 私はこの後違うクラスにもいかなくちゃいけなくてな!!!」
「あ、はいわかりました」
「助かる!!!これはカギだ!!終わったらあとででいいので私に返してくれ!!」
「わかりました」
(煉獄先生声デカい……)
私はそんなに大きな声が出る方じゃないからちょっと尊敬します……
「えっとー…世界地図は……っと……これかな」
煉獄先生に頼まれた物を素早く探し出す
(いやまって、これ結構おもっっ!!!)
世界地図は良いとして…この段ボール……
「持てるかなー…」
誰かに手伝ってもらおうにもあいにく歴史の準備室は少し教室とは離れた場所にあるから、今は人ひとりいない
「はぁ…」
軽くため息をついてドアまで持てる力を振り絞って運び、カギを閉めるべく一度廊下に荷物を置いた
「あーー肩が……」
こんな一瞬でもこんなに肩に負荷が……しかも地図持つとこの段ボール持ちづらくて!!!
「あーもう…!」
文句言っても仕方ない!さっさと持って行ってしまおう!
「よいしょ……っと」
前は見えるけど足元が見えない
(誰か〜〜…)
なんて心で助けを求めながらゆっくり階段を下りていく
転ぶとケガするしね!!!慎重に!!!
なんて心がけてはいたのに
「ぅ、あっ……!!」
最後の段を踏み外す私 これ漫画だったら完璧なフラグ回収よ
(ってそれどころじゃない!!ど、どうしよう!!?)
転倒する一瞬が長く感じた
「誰か…っ」
そう願った時
「っぶねー!!!いやまじ焦ったわ!!!!」
「!!」
倒れかけていた私の体をがっしりとした逞しい腕で支える
「大丈夫かA」
「おっお兄ちゃ……!!」
まさかのお兄ちゃんが私を助けてくれたのです
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時