「彼女との出会い」−善逸side− ページ15
彼女と知り合ったのは4月、入学式当日。
今年は一つ下の俺の知り合いが何人か入学するということで、皆で入学パーティーをしようと計画を立てていた
けど、主役の一人でもあり、家という場所を提供してくれる竈門炭治郎はまだ家に帰ってきていないと妹の禰豆子ちゃんから連絡を受けた俺は
「俺炭治郎たちのクラス行ってくるから、皆は準備よろしくね〜!」
「わかりました。任せてください、伊之助さんたちのお迎えよろしくお願いします」
部屋の飾りつけやケーキの用意などを他の皆に任せて迎えに行くことになった。
「ったく、なにしてんだか…」
炭治郎たちの祝いなのに玄弥しかまだいないってどういうことよ!!!!
一体なにしてんだか!!
主役が2人もかける入学パーティーほど意味のないものはないだろ!!!
そんなことを心の中でぶつくさと呟きながらスマホをポケットから取り出して、今朝炭治郎から来たクラス分けが乗った紙の写真を頼りに彼らを迎えに行ったのだが…
炭治郎たちのクラスの入り口である女の子にぶつかってしまった。
女の子は俺の体に額をぶつけたのか、額を抑えながらすぐさま謝罪をしてくれたので
「うわぁ!!こちらこそごめんねぇ!? 大丈夫!!???」
俺よりも少し身長の低い彼女の目線に合わせて、すぐに謝罪をしかえした
(俺としたことが!!!女の子にぶつかるなんて!!!!)
というかよくみるとこの子、超可愛くない!?!?
え!? 可愛すぎじゃない!!??
淡いピンク色の髪に、大きな目、色白い肌!!!
まさにわが校の学園三大美女にも匹敵するであろう容姿に釘付けになりかけた
「大丈夫??ケガ、してない???」
「あっ、はい…私は大丈夫ですけど…」
「よかった…」
そんな可愛い子に怪我をさせたらと思うとぞっとする。
そんな俺たちにやり取りに聞きなれた声で俺の名前が呼ばれ俺とその子の会話は一旦終了に。
(もう少し話していたかった…っ)
その後は炭治郎から彼女の紹介をしてもらい、入学パーティーのお誘いもしてみていたけど断られてしまった
……が、そこで諦める炭治郎でもない。
これこそが彼女、宇髄Aちゃんと俺の出会いであるが
(ちゃんと仲良くなったのはもっと時間がかかったなぁ……)
諦めない炭治郎はもっとAちゃんと仲良くなりたい!という音をバンバン鳴らしていたので、その後も諦めずに色んな事に誘い続けていたのだ。
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作成日時:2020年4月26日 16時