晴れの日、涙。 (ページ24)

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二一粒目ページ24

～一週間後～

あれからも何回も美馬ちゃんは置いていかれていた。

私は気になって美馬ちゃんと話すことにした。

「美馬ちゃん、今いいかな？」

美馬ちゃんは不思議そうな顔で近寄って来た。

「どうしたの？」

よし、言うぞ･･･!

「あ、あのね、美馬ちゃん最近沙良に置いていかれてること多いよね？本当は辛いんじゃない？」

美馬ちゃんは少し考えてから答えた。

「私は、辛くないよ。気にしないで良いのに。」

嘘でしよ？

「嘘つかないでよ。笑えてなかったよ？辛そうだったよ？無理しないで言って！」

言い方きつすぎたかな？

「そんなこと言ったら駄目だよ、Aちゃん。Aちゃんまで置いていかれちゃうじゃん。」

私を守ろうとしてくれてるの？

「そんなこと言わないで！そんな優しさはいらないから！」

美馬ちゃんは、はあとため息をついて話しだし
た。

「Aちゃんに迷惑かけたくないから言ってるんだよ？」

キーンコーンカーンコーン

美馬ちゃん私の横を通るときにボソッと呟いた。

「変なこと、しないでね？」