＿ travel 10 . ページ29
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「このおじさんに何かされたらいつでも俺のとこ来てね！勝手に待ってる！」と無邪気に笑ったと思ったら
ラウくんはちゅっと私の頬にキスをして
じゃあね〜！と手を振って出ていった。
辰「なッ…あんッのクッソガキィィィイイイ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
ふっかさんがやかんのように顔を真っ赤にして
キェエエ！とか聞いたこともない奇声をあげて怒り狂った。
そしてキッ！と私に視線を定めると、
突如むんず！と顔を掴んでラウくんにキスされた部分をふっかさん自身の手首でガシガシ擦り始めた。
「いひゃい…！」
辰「うっせえよ！こんぐれー我慢しろぉ！！
彼女のほっぺに他の男の唇押し付けられて黙ってられるかよ！？」
なんかこれ既視感あるなって思ったら
そういえば前にラウくんにも同じことされたことあったんだった。
「てか！！
昨日から何回も私のこと彼女とか言ってますけど…！
私たちの関係ってまだ曖昧なままですよね？
そろそろそこんとこきちんとしたいんですが！！」
ずっとひっかかってたことを勢いでとうとう言ってしまった。
ふっかさんはまだ半裸のまま目をまんまるにして
キョトンとしている。
辰「ええとお…？うーん、あーそっかそっか、
中国で俺があんな言い方したからそれ気にしてたんだ？」
「…そーですよ。付き合ってとか無責任なこと言えないけどって言われたんですけど…
なんか気持ち的には正直曖昧です。モヤモヤです。
さっきみたいに他の男の子に怒ってくれるのも嬉しいですけど、何だか手放しで喜べないです」
「おいおい…お前さあ？」とふっかさんがむかつくほど心底だるそうなため息をつく。
なにその反応。自分が言ったんじゃん。と思って背中を向けようとすると
途端に身体がふわりと包まれて
ギュッと強く抱きしめられた。
一気に近くにふっかさんを感じた。
そして、
辰「俺はお前と結婚してさあ、尚且つ同じ墓にぜってー入るって勝手に思ってんだよ？」
ふっかさんはゾクゾクするほど綺麗な声で
私の耳元で確かにそう言った。
えっと
まって、まってよ。まさか、それって……
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ありす(プロフ) - コメ失礼します！面白かったです！ふっかさんのキャラも段々照れたりするような感じで、めちゃ可愛かったですし、2人の掛け合いがすっごく良くて、最高でした！！また2人のその後の話も読んでみたいと思いました！ (7月31日 2時) (
レス) @page33 id: b62757b173 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - くさん» く様、コメ返遅くなってしまい大変申し訳ないです！😭せ、せ、世界一！腰抜かしてます😂過去のお話を褒めて頂けて最高に嬉しかったです、ありがとうございます！ (2022年3月16日 22時) (レス) id: dbb7f3d4be (このIDを非表示/違反報告)
く - まじで最高にくっっそ面白かったです最高です私の中では世界一です大袈裟じゃないですharunoさんのお話最高です (2022年3月1日 22時) (レス) @page33 id: 62a0eb8cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：H a r u n o.
| 作成日時：2021年4月16日 4時
