＿ travel 3 . ページ22
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旅が終わって日本に帰る間際、
ふっかさんに手を掴まれて軽く抱き寄せられた。
…それはもちろん、誰も見ていない所で。
辰「そーんな悲しい顔すんな。
じき会えるから。会いに行くから。
それまで浮気すんなよ？」
「おまじないキッス」と言って、
私に長めの…それはそれは深いキスを落とすと
舌を抜いたふっかさんは口角を上げて笑った。
＿＿
上海の添乗から1ヶ月半、
ふっかさんからようやく連絡がきた…
ラウ久しぶりー!明日久々にそっち帰るよ!
…と思ったら
これまた久しぶりのラウくんだった。
「はーい、もしもし？」
『…あ、Aちゃん？俺だけど！
久しぶりだね！元気してた？』
「元気だよ〜ねえ、ラウくん帰ってくるって本当？」
『それね、マジなんすよ〜
こっちのお土産持って帰るから楽しみに待っててね！』
「あ！変な男とか連れ込んじゃだめだよ？」と
お試し彼氏だった時のクセなのかそんな風に言われて私は笑いながら電話を切った。
ラウくんの留学先ってイギリスだったっけ？
なんかまた一段とおしゃれになってそう。
ほんとはどんな教科も私が教えるまでもないくらい
できてたラウくんだから、成長が楽しみだった。
夕暮れ、快晴だった空がオレンジになってきたその頃に、突然インターホンが鳴り響く。
「ん、誰だろ？」
私何か郵便頼んでたっけ？と思いながら
部屋着にカーディガンを羽織って出ると尻餅をつきそうになる。
そこには＿＿
「……ふ、
……ふっかさん…？な、なんで…？」
辰「え、俺言ったよね？ちゃんと帰るって」
「ただしサプライズで！わら」と
何とも軽く笑ってスーツケースに腰掛けてニヤニヤするふっかさんが、そこにいた。
驚きすぎて尻餅をついてしまった…
「入っていい？」と聞きながらもう入ってきてるふっかさんは私を起こすとおじゃましま〜す！と言いながら元気に侵入してきた。
「ちょっ、ちょっとだけ待ってくれませんか？」
辰「え、いいじゃんもう入っちまったし。
お、下着発見！！へえ、あれかあいい〜」
「ちょ、ちょ、そこ見ないで！！
あっち向いててください！良いって言うまで！」
辰「はぁッ！？んだよも〜！！
もう何回か見てんだからいいだろうよ？」
「よくないッ！！！」と言って
私はペテン師のの目を塞いだ。
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ありす(プロフ) - コメ失礼します！面白かったです！ふっかさんのキャラも段々照れたりするような感じで、めちゃ可愛かったですし、2人の掛け合いがすっごく良くて、最高でした！！また2人のその後の話も読んでみたいと思いました！ (7月31日 2時) (
レス) @page33 id: b62757b173 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - くさん» く様、コメ返遅くなってしまい大変申し訳ないです！😭せ、せ、世界一！腰抜かしてます😂過去のお話を褒めて頂けて最高に嬉しかったです、ありがとうございます！ (2022年3月16日 22時) (レス) id: dbb7f3d4be (このIDを非表示/違反報告)
く - まじで最高にくっっそ面白かったです最高です私の中では世界一です大袈裟じゃないですharunoさんのお話最高です (2022年3月1日 22時) (レス) @page33 id: 62a0eb8cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：H a r u n o.
| 作成日時：2021年4月16日 4時
