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「ネバー…ランド？」
「そう！ずっとずっと遊んでられる最高の国や！きっとあんたもネバーランド気に入るで！やからほら！一緒に行こうや！」
ゾムはきらきらした目でこちらに手を差し伸べる
ずっと遊んでいられる国なんてあるはずがない。助けて欲しいなんて願っていたくせにこういうときだけ臆病になるなんて我ながら最低だな
するとなかなか返事を返さない私を覗き込むように近づいてきたゾム。その顔はなんだか不安そうだった
「ネバーランドの何が嫌なん…？ずっと遊んでられるんやで？」
「だ、って…勉強しなきゃいけないし…外もお母さん達が許してくれなきゃ出られないから…」
私は目を合わせるのが怖くなりゾムから目をそらす
しかしゾムは「なんや！そんなことで迷ってたんか！」と笑い始めた
そんなことって、どういうことなのだろう
「大丈夫やでウェンディ！ネバーランドに行けば勉強なんてせんでええんやで！お母さんとかお父さんに怒られることもないし”大人になんてならんでええんやで！”」
彼は今はっきりとそう言った
大人になんてならなくていいと、勉強もしなくていいと、怒られることもないと
私はもう一度ゆっくりゾムと目を合わせる
視線がぶつかればゾムは歯を見せてにっこりと笑う
ゾムについて行けば私はようやく幸せになれるかもしれない
醜い大人になんてならずにずっと楽しいだけの人生を送れるかもしれないんだ
「じゃあもう一回聞くな？ウェンディ、ううんA？俺と一緒にネバーランドで永遠に遊んで暮らさへんか？」
もう一度差し伸ばされた手
答えなんて決まってる
私は差し伸ばされているゾムの手を掴んだ
「喜んで！私をネバーランドに連れて行って！ゾム！」
それからはゾムと二人でずっとネバーランドで遊んで暮らしている
私の年齢も体もゾムと出会ったころから進んでいない
毎日が楽しくて楽しくてしょうがないんだ！
でもひとつだけずっと疑問に思っていたことがあって
”どうしてゾムは初めて会ったとき、私の名前を知っていたんだろう？”
「A！！行くで！！」
「うん！！！」
そんなことどうでもいいや。だって今が一番楽しいんだもん！
私とゾムだけの
「俺なんかに見つかってもうたのが運のつきやでA？
Aの夢が覚めるまでずっと一緒やで…♡愛してる…♡」
息が出来なくなるほど愛されたい/ut→←ハッピーエンドはネバーランドで/zm
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白玉あんこ(プロフ) - 春さん» くずもちの分身体です。ありがとうございます！！！knさんは映画だった・・・？？？() (2020年8月5日 21時) (
レス) id: b9cc440812 (このIDを非表示/違反報告)
春 - 面白いです！あのヤンデレ系のやつが好きなのと題名のシネマがknsmに見えた私は大分ヤバイと思う (2020年8月5日 8時) (レス) id: 0d11747940 (このIDを非表示/違反報告)
くずもち(プロフ) - 、さん» すみません。外したと思っていたのが外れていなかったようです。ご指摘ありがとうございました。以後気をつけます。 (2020年7月7日 6時) (レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くずもち x他1人 | 作者ホームページ：http://やり方分かんない
作成日時：2020年7月6日 22時
