咲き誇るは彼岸花/ci ページ10
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妖怪パロ
しんと静まり返る夜の道を歩く
発展している街にも関わらず該当はチカチカと点滅しており、大きな月が街を照らしていた
例え初夏と言えども夜は冷える。私は捲っていた制服の袖を下ろした
｢部活で帰り遅くなったなぁ…早く帰らなきゃ｣
静かな街にコツコツとローファーの音が響く
いつもの曲がり角を曲がれば、家が見えてくる。なのに曲がった先には何故か赤い花がたくさん咲き誇っていた
｢なに、これ…？いつもの通りを帰ってきたよね…？｣
風が吹き赤い花はシャラりと音をたてて靡く
空の月がさっきよりも大きくなっており、家も街灯も全てが消え失せていた
それを見て何故か分からないが漠然とした恐怖が心を
ここにいてはいけないと脳が警鐘を鳴らしている
息が乱れ始め、手足が震え出す
私は震える足を必死に動かしこの赤い赤い場所から離れた。いや離れようとした
後ろから伸びてきた腕に捕まってしまったが
｢んふ！久しぶりやな…！ずっと会いたかったんやで？ほんまええ女になったなぁ｣
私を捕まえ耳元で話す
吐息が耳を掠め私は体を捩る
｢耳弱いん？可愛ええなぁ…！俺のこと覚えとる？まぁ覚えとるわけないと思うけど｣
そういえば私は方向転換させられる
後ろに振り向かさればそこには水色の綺麗な髪をもつ男性がいた
厚い瓶の底をくり抜いた眼鏡は彼の表情を隠すようにかけられていた
私は表情の読めない彼が怖くなり目をそらす
｢なんでそんなガタガタ震えとるん？俺寂しいやん〜！…はよこっち見ろや｣
低い声で顎を掴まれ彼の顔を見るように強制される
私は両手で彼を押し離れようとするがそれも出来ない
｢前に見た時も思ったけどその恐怖する顔最高に可愛いなぁ…♡俺を怖いと思って逃げようと必死になるのもええなぁ…！！んふふ！ここまで待って正解やったわぁ♡｣
嫌だ、怖い
私の目からはポロリと水が溢れてくる
｢泣いとるんもええなぁ｣彼はそう言えば流れる涙をぺろりと舐める。ぞくり、謎の感覚が背筋に走った
｢もうそっちは覚えてないと思うけどな？俺、あんたと会ったことあるんよ？ちっちゃい頃にな？そんとき俺あんたに一目惚れしてん！｣
嬉々とした声で彼は顎を掴んでいた手を私の目に被せる。頭がぼーっとする
｢俺の名前はチーノ。お前は神様の俺に気に入られた。これからはずっと一緒｣
｢なぁ？A？｣
名前を呼ばれ私は意識を手放した
意識が飛ぶ前に頭を過ぎったのは小さい頃彼に似た人物とここで遊んだ記憶だった
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くずもち(プロフ) - 水菜@田ろちゃんの夫@(大体)同い年卍同盟さん» ｷﾞｬｯ！！！アホ晒してるぅ！！！ありがとうございます！！修正します！！！ (2020年6月11日 20時) (
レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
水菜@田ろちゃんの夫@(大体)同い年卍同盟(プロフ) - コメ失礼しまーす！花吐き病の「自身が思っていること」が「自信が思っていること」になってます…。迷惑だったらすいません。 (2020年6月11日 19時) (レス) id: 5de05f52db (このIDを非表示/違反報告)
ディスペア(プロフ) - 了解しました。ありがとうございます! (2020年5月16日 19時) (レス) id: 5646c995e2 (このIDを非表示/違反報告)
くずもち(プロフ) - ディスペアさん» いつも読んでくださってありがとうございます！申し訳ないですがzmさんのお話は一応これで一区切りなんです…分かりにくくて申し訳ないです…もしこの続き書けそうであれば書きますので…本当に申し訳ないです… (2020年5月16日 18時) (レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
ディスペア(プロフ) - 1話から読ませてもらってます！zmさんの続編って非公開になってません？間違ってたらすいません (2020年5月15日 18時) (レス) id: 5646c995e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くずもち x他1人 | 作者ホームページ：http://やり方分かんない
作成日時：2020年5月12日 8時
