吐き出す想いは何の色/zm ページ19
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｢うっ…おえっ…｣
今日も袋の中に吐き出す。しかし袋の中には吐瀉物ではなく鮮やかな花が詰まっていた
私は口から吐き出されたと思えないほど綺麗で美しい薄いピンク色の花を見てスマホを起動させる
｢今日の花は…エリカ…花言葉は…寂しさか｣
私は調べた花の名前と花言葉をノートにまとめる
ペラペラとめくると今まで書き続けた花の名前と花言葉が目に入ってくる。私は下唇を噛みながらノートを閉じた
私は｢花吐き病｣という病気を患っている
その名の通り花を吐き出す病気で、片思いを拗らせるとこの病にかかるらしい。吐き出す花は自身が思っていることで変わるらしく治すには片思いしている相手と両思いになること。白百合を吐き出せば完全に完治するとお医者さんはそう仰った
吐き出すタイミングもバラバラで袋は必須
授業中に吐きそうになることもある為その度授業を抜けるのは気が引けるが自分が生きる為にはこうしないといけないのだ
｢はぁ…｣
授業を受けながら窓の向こうを眺める
この病と一生向き合うことになるかもしれないと思うと気が遠くなる。だって私は…
そんなことを考えているとつんつんと腕が突っつかれる
つつかれた方を向くとそこにはペリドットの綺麗な目を持つ男の子がニヤリと笑っていた
｢A。お前何ボーッとしとんねん気抜いとったら当てられんで？｣
彼はゾム。クラスメイトで私の好きな人
運動も勉強も出来て誰にでも話しかけ、仲良く出来る彼に惹かれるのは必然だった
話しているうちに気づけば好きになっていて、彼と一緒にいる時間が楽しくてしょうがなかった
それなのに、
｢ちょっと考えごと｣
｢ふーん…で、何考えとったん？？？｣
｢内緒に決まってるでしょ！？｣
ゾムのことだよって今ここで言えればこの病も軽くなったかもしれないのに。言えない私は誰よりも弱虫だ
自分の弱さに笑ってしまいそうになる。
するとズキリ、鈍い痛みが頭に刺さり何かが胃からせりあがってくる感覚がしてくる
私は口元を抑える。きもちがわるいどんどん喉を通って口から吐き出されそうになる
ゾムは私を見ると大丈夫か！？と焦ったかのように私の背中をさする
やめて、これ以上優しくしないで、私に構わないで、
｢らだお！！！A気分悪そうやから保健室連れてってくる！！！｣
｢ゾム！お前は先生をつけろって言ってるだろ！？でもA気分悪そうだな…いいぞ連れて行ってやれ｣
私が話さないことをいいことに話は悪い方へ進んで行く
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くずもち(プロフ) - 水菜@田ろちゃんの夫@(大体)同い年卍同盟さん» ｷﾞｬｯ！！！アホ晒してるぅ！！！ありがとうございます！！修正します！！！ (2020年6月11日 20時) (
レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
水菜@田ろちゃんの夫@(大体)同い年卍同盟(プロフ) - コメ失礼しまーす！花吐き病の「自身が思っていること」が「自信が思っていること」になってます…。迷惑だったらすいません。 (2020年6月11日 19時) (レス) id: 5de05f52db (このIDを非表示/違反報告)
ディスペア(プロフ) - 了解しました。ありがとうございます! (2020年5月16日 19時) (レス) id: 5646c995e2 (このIDを非表示/違反報告)
くずもち(プロフ) - ディスペアさん» いつも読んでくださってありがとうございます！申し訳ないですがzmさんのお話は一応これで一区切りなんです…分かりにくくて申し訳ないです…もしこの続き書けそうであれば書きますので…本当に申し訳ないです… (2020年5月16日 18時) (レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
ディスペア(プロフ) - 1話から読ませてもらってます！zmさんの続編って非公開になってません？間違ってたらすいません (2020年5月15日 18時) (レス) id: 5646c995e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くずもち x他1人 | 作者ホームページ：http://やり方分かんない
作成日時：2020年5月12日 8時
