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｢うぐっ…！！｣
壁にぶつかり体に鈍い痛みが走る
いつも対峙する吸血鬼より遥かに強い
ビリビリと痛む体に鞭を打ち、私は太もものホルスターに手をかけ銃を取ろうとするも既に銃は使い物にならない程になっていた
｢はっ！やっぱ吸血鬼退治してる言う割には弱いなぁ！人間は！｣
首を片手で捕まれ体が浮く。
何とかして離れようともがけばそれ以上の力が入ってくる
｢人間の癖に俺に勝てる思うなや。お前らは俺らの餌なんじゃ｣
ぼーっとしてきた。力が抜けていく
抵抗できないことを確認すると吸血鬼は私の首から手を離した
酸素が体に急に入ってきて、むせてしまったが私は吸血鬼を睨むことを辞めなかった
｢ゴホッ…！お前の…せ、いで…！｣
｢まだやる気なん？面倒やわ｣
そういえば私の首筋をピッと爪で引っ掻く
ピリッとした痛みと共に暖かいものが首筋を這ったと思えばさっきよりも激しい痛みが
血が全て抜けていくような感覚と刺される痛みで狂ってしまいそうだ
｢あ"っ…！ああ"！！！いたっ…いたいっ！！！｣
｢んっ…なんやこれ…美味っ｣
｢いたい…！んっ…！あっ…！｣
さっきまでの焼かれるような痛みがいっぺんし何故か今は血を吸われることがとても気持ちよくなっている
もっと、もっと吸って欲しい。私の頭の中に渦巻き始める快楽は先程までの怒りを打ち消していっていた
そうして私は意識を手放した
___________________
カクンッと女の力が抜けた
死んでしまったのか？いや一時的な貧血だろう
俺は女の首筋から口を離した
ここまで甘くて美味い血は初めて飲んだ
さっきまで飲んでいたはずなのに体はまだこいつの血を欲している
｢ええもん見つけたわ。持って帰ろ｣
俺は青白い顔で眠るそいつを横抱きし、静かになった教会から外へ出る
先程まで気にしていなかったがこいつまぁまぁ顔が整っていた
先程までの俺に対する殺意、血を吸われる時の泣き声。そして快楽に囚われたあの甘い声
どれも俺を夢中にするにふさわしいもので
｢さーて帰ったらお楽しみやな！大先生にも言お｣
俺は静かに眠る彼女の唇にキスを落とし、空へ飛び立った
*☼*―――――*☼*―――――
アイスブルーの瞳を持つ吸血鬼は神の使いをも誘惑する
(個人的に続き書きたい)
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くずもち(プロフ) - 水菜@田ろちゃんの夫@(大体)同い年卍同盟さん» ｷﾞｬｯ！！！アホ晒してるぅ！！！ありがとうございます！！修正します！！！ (2020年6月11日 20時) (
レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
水菜@田ろちゃんの夫@(大体)同い年卍同盟(プロフ) - コメ失礼しまーす！花吐き病の「自身が思っていること」が「自信が思っていること」になってます…。迷惑だったらすいません。 (2020年6月11日 19時) (レス) id: 5de05f52db (このIDを非表示/違反報告)
ディスペア(プロフ) - 了解しました。ありがとうございます! (2020年5月16日 19時) (レス) id: 5646c995e2 (このIDを非表示/違反報告)
くずもち(プロフ) - ディスペアさん» いつも読んでくださってありがとうございます！申し訳ないですがzmさんのお話は一応これで一区切りなんです…分かりにくくて申し訳ないです…もしこの続き書けそうであれば書きますので…本当に申し訳ないです… (2020年5月16日 18時) (レス) id: ce460f961d (このIDを非表示/違反報告)
ディスペア(プロフ) - 1話から読ませてもらってます！zmさんの続編って非公開になってません？間違ってたらすいません (2020年5月15日 18時) (レス) id: 5646c995e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くずもち x他1人 | 作者ホームページ：http://やり方分かんない
作成日時：2020年5月12日 8時
