46話、ごめん無理 ページ47
_________
「……好きだった…。
優しくて
明るくて
いつだって私の事を守ってくれて…」
スモ「………」
ゆっくりゆっくり一言ずつ丁寧に話す私にスモーカーくんは静かに真剣に聞いてくれた。
「……
…でも」
スモ「………でも…?」
「………あの人は……
……サボは……
…私の目の前で…
……
殺された」
スモ「なっ!!?!」
目を見開いて驚くスモーカーくん。
「……天竜人に…
…殺された…」
そうあの時の光景は一生忘れられない。
最初は夢だって思った、ほっぺだって真っ赤に腫れ上がるほどつねった。
でも
夢じゃなかった
そして
「………お父さん達…両親も…
………目の前で死んだ」
スモ「ッ…!!」
またスモーカーくんが辛い表情を見せた。
顔を下に逸らし、ぐっと食いしばった。
「………そんなね…目の前で大切な……大切な人がいなくなる時はいつも……変な胸騒ぎがした…」
スモ「…胸騒ぎ…」
その胸騒ぎは気持ち悪く全身を走る。
それが事が起きる何週間か前あたりから始まる。
「……それがまた…最近したの…」
ついこの前のことだった。
「突然…きて……」
その時、ずっとずっと堪えていたとのが溢れ出した。
「…っ…!」
頬を伝う雫。
すっーと落ちていく。
それがずっと続いた。
そして、ついに
「……ごめんっ……スモーカーくん……もう無理…だ……」
結構やばい状態になってきた。
だから、急いで立ち上がり駆け出した。
______その時
??「…A…ちゃん…」
「ッ…!!!??
な、なんで…」
こんな時に…
クザンくんがっ…
クザン「…ど、した…」
下を向いているからクザンくんの顔は見えない。
でも絶対心配をしていると思う。
私は溢れ出しそうになる声を必死で抑えていた。
クザン「…どうしたんだ…?
な、泣いてるのか…」
その言ったと同時にちらっと上を見る。
すると目の前にはクザンくんの手が
「!?」
今はダメッ
触らないでっ…
パンッ_____
その瞬間、乾いた音が静かに響き渡った。
クザンくんは何が起こったのかわかっていない様子だ。
「…ご、ごめんっ…」
私にはクザンくんに手を上げてしまった罪悪感がぐちゃぐちゃになっている頭の中に入り込んできた。
もうだめ
思わず私の足は駆け出していた。
抑えきれなくなった涙を零しながら…
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ドンペリ - ひなさん» はい!!がんばってください!! (2013年10月29日 21時) (
レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ドンペリさん» ありがとうございます!頑張ってみます!! (2013年10月29日 18時) (レス) id: 955b2bdb11 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - ひなさん» いやいや、私も最初はひどかったですよ!やっていくうちにわかってきますよ!!(＾∀＾) (2013年10月29日 13時) (レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ドンペリさん» ドンペリさんは、凄いですね僕小説書き始めたけど変で.... (2013年10月28日 19時) (レス) id: 955b2bdb11 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - 縷々さん» クザンかっこいいですよね!!めっちゃ好きです…(＾∀＾)更新頑張ります!! (2013年10月21日 7時) (レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年8月2日 10時
