44話、スモ―カーくん ページ45
「…痛……ぃ……!」
痛みで涙が出る。
さっきからの胸の痛みと合わせて、涙は止まる事なくボロボロと流れ落ちた。
そして、倒れた体をゆっくりとおこす。
だが、立ちらずに廊下にペタァと座り込む。
「……もぅ……やだぁ…」
ふと零す本音。
すると、突然後ろから両脇にぐっと手が入り込んできた。
「ッ!!?」
そして、無理やり立たされる。
少しだけ睨みながら後ろを振り向くと、そこには
スモ「…こんな所で
何してんだ…」
「…ス、モーカー…くん……?」
振り返るとそこにいたのは
スモーカーくんだった。
「……な、何……」
急いで袖で涙を拭う。
でもまた涙が出そうだ。
だから唇を噛み締め必死に堪える。
スモ「…廊下のど真ん中で座り込んで泣いてるんだ
邪魔だろ。」
「っ!!そ……そんな言い方する事ないじゃない…!!」
スモ「フッ…」
「な、何笑ってるの!?」
スモ「怒るだけの元気はあんのか、ならよかった。」
そういいスモーカーくんは微笑んで私の頭を優しく撫でた。
その微笑みで私はこれはスモーカーくんなりに気を使ってくれてるんだとわかった。
「………ごめんね…ありがと……」
そう小さく呟き、スモーカーくんに背中を向け歩き出そうとした時
スモ「…おい、少し話すか…」
「……え…」
_________________________________
そして私とスモーカーくんは、コビーくんやヘルくんがよく特訓するために使ってた、特訓場へいく事になった。
私は少し大きな岩に腰をかけ、スモーカーくんは静かに私の前に立った。
お互い何だか気まずい雰囲気で、目を逸らしあった。
すると突然、下を向いていた私にスモーカーくんが声をかけた。
スモ「……どうしたんだ…」
「…ぇ…?」
いきなり何だ??
スモ「…だから…どうしたんだっ…」
「…な、何が…?」
全くわからない私に少し苛立ったように頭をかき
スモ「だからッ!
……何かあったのか…」
「…何か…?
……あぁ…」
やっとわかった私。
何があったか聞いてるのか…
そして私はスモーカーくんと交わっていた視線をはずし、俯く。
「……スモーカーくんは…さ…
……知ってる…?」
スモ「…知る…?何をだ…」
私はゴクッと唾を飲む。
「……クザンくんと…ロビンさんのこと……」
スモ「…ロビン…?」
「ッ…!!」
また涙が零れそうになる。
さっきやっと止まったのにッ…
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ドンペリ - ひなさん» はい!!がんばってください!! (2013年10月29日 21時) (
レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ドンペリさん» ありがとうございます!頑張ってみます!! (2013年10月29日 18時) (レス) id: 955b2bdb11 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - ひなさん» いやいや、私も最初はひどかったですよ!やっていくうちにわかってきますよ!!(＾∀＾) (2013年10月29日 13時) (レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ドンペリさん» ドンペリさんは、凄いですね僕小説書き始めたけど変で.... (2013年10月28日 19時) (レス) id: 955b2bdb11 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - 縷々さん» クザンかっこいいですよね!!めっちゃ好きです…(＾∀＾)更新頑張ります!! (2013年10月21日 7時) (レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年8月2日 10時
