43話、ロビンさん ページ44
「………
…ニコ……ロビン……さん………」
ボル「あァ」
「………」
・
“ニコ・ロビン”
その名前は一度、見た事があった。
ルフィ達、麦わらの一味の懸賞金リストを見ていた時の事。
その紙にのっていたロビンさんの顔。
初めて見た時の感想は、素直にすごく綺麗な人だと思った。
鼻筋が通ってて、綺麗な顔立ち…
………胸も…クザンくんが好きなボイン…
本当に本当に綺麗な人
だから、今のボルさんの言葉を聞いて、私の心は一瞬で不安で覆われた。
「………」
目線が自然と下に下がる。
「………クザン…くん……」
小さく愛しい人の名前を呼ぶ。
クザンくん…
私は…信じるよ…
クザンくんの事…
何も…ないって…
信じるから…
ボル「大丈夫かィ、Aちゃん」
ボルさんが少し心配そうに私にそう問いかけた。
私は小さく頷いた。
…本当は大丈夫なんかじゃ…
ダメダメッ…!!
…し、信じるんだから…
「………ボルさん……ク、クザンさんとロビンさんは……どんな関係何ですか…」
声も手も、何か恐れるように震える。
どうしようっ…
答えが返ってくるのが…
怖いっ…
…信じてるんなら……こんなに怖くないはずなのに…
信じてるっていっても、心の何処かで疑ってる自分がいる。
そんな自分が嫌だ
ボル「…ん〜…まあ、よくは知らないんだけどねェ〜」
「……」
ボル「…ニコ・ロビンが小さい時から会ってるとか、何とかってのは聞いた事があるねェ〜」
「ち、いさい時…から……」
ロビンさんが小さい時から…
また胸がズキッと痛んだ。
付き合いが長いのかぁ…
じゃあ…
今は…?
じゃあ、私と付き合ってるのは…?
まっ待った…!
待った、私…クザンくんを信じるんじゃ…
もう関係はないよ…!!
クザンくんとロビンさんは今は…
もう…
ないよ…
「…あ…えっと……」
…だめだ…
…泣きそう……
ボル「ん〜?」
「……じゃ、じゃあ…もう仕事に戻りますっ…!」
そう言って思い切り座っていたソファから立ち上がる。
そして、溢れ出す涙を見られないように俯きながら部屋を出た。
「…うっ……」
早足で廊下を歩く。
思わずこぼれ出る声を必死で抑える。
「……ぅ…ふぇ……
っキャッ!」
私は声を抑えるのに必死でしっかり足元を見ていなかったため、盛大に転んでしまった。
おでこを思いっきりぶつけてしまう。
「…痛……ぃ……!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ドンペリ - ひなさん» はい!!がんばってください!! (2013年10月29日 21時) (
レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ドンペリさん» ありがとうございます!頑張ってみます!! (2013年10月29日 18時) (レス) id: 955b2bdb11 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - ひなさん» いやいや、私も最初はひどかったですよ!やっていくうちにわかってきますよ!!(＾∀＾) (2013年10月29日 13時) (レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ドンペリさん» ドンペリさんは、凄いですね僕小説書き始めたけど変で.... (2013年10月28日 19時) (レス) id: 955b2bdb11 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - 縷々さん» クザンかっこいいですよね!!めっちゃ好きです…(＾∀＾)更新頑張ります!! (2013年10月21日 7時) (レス) id: 168f10ac90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年8月2日 10時
