【ONEPIECE】…全海兵から守られることになりました…

13話、時間にルーズがおれが ページ14

動くとふわふわするワンピースは、今の私の気持ちのようだった。

鏡の前で、くるくる回って見ていると、突然お嬢は、どんっと私をおして、椅子に座らせた。



「うわぁ!え、な、何!?」

ヒナ「次は、メイクと髪ね…。
A、今は何時?」

「え、えぇっと……うわぁ!!もう9時30分!!」



腕時計を見ると、長い針が30分、短い針が9時を示していた。

あと、30分しかない!!

私は、焦りながらそうお嬢に言うと



ヒナ「…あら…、じゃあ、ちょっとスピードあげるわよ…」



まだまだ余裕な雰囲気のお嬢。

なんか、楽しそうですね…

私とは、裏腹に何故か楽しそうなお嬢。



「間に合う…?」

ヒナ「…当然よ…」



この時の、お嬢が異常にかっこよくみえたのは言わないでおこう…



____________


クザンside




クザン「…おっ…時間か…」



目覚まし時計が、うるさく音を立て鳴った。

いつもなら、苛立つこの音も今は、大切な時間を教えてくれる素晴らしい機械様だ。



クザン「さァ…ヒナに任せたAちゃんは、どうなってるかなァ」



部屋を出て、足軽にヒナの部屋へと向かう。


センスがいいヒナだからねェ

おれの想像を超えてくれるだろうよ…


おれの期待は高まるばっかりだ…


そして、ヒナの部屋がみえた途端、急ぎ足になる。

やっと、ヒナの部屋の前に着いた。

でも、まだ中には入らないねェよ


ふと、腕についている時計を見る。



クザン「…9時55分かァ…」



時間が立つのはこんなにも遅かったか?

時間にルーズなおれが5分前行動とはねェ…

おれァ、Aちゃんのこと…



クザン「……どんだけ好きなんだか…」



そうつぶやいた瞬間。

中から…



「あぁ〜!!お嬢!やばいやばい!!5分前!!」



Aちゃん…;

いや、可愛いけど…



ヒナ「大丈夫よ!時間にルーズなあの人よ!?まだ、大丈夫よ!!それに、もうラストスパートよ!!ヒナ楽勝!」



……すまんヒナ…もう来ちゃってるんだわ…

おれは、この2人のやり取りに自然と笑みをこぼした。

すると、さっきの威勢のいい声ではなく、静かに声が聞こえて来た。

14話、想像なんて遥かに超えている→←12話、デート当日、お嬢がイケメンすぎて…

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