秘密の恋*8* ページ9
その場にいるのが居たたまれなくなって
A「じ、じゃあ...約束あるから!」
ちょたに手を振り、立ち去ろうとしたら
・
ガシッ
腕を掴まれ、阻まれる。
A「へっ!?...な、何...?」
・
長太郎「...陽太の所...?」
A「...そうだよ」
手を振り払おうとしても、全然離してくれない。
A「っ...ちょた!ちょっと離して!」
長太郎「っ...嫌だ、離さない...」
A「ちょっ...ここ学校だよ!?」
私の声なんか無視して、ちょたは私の両手首を強く掴み、さらに逃げれなくなった。
A「ねぇ!ホントに離して!待たせてるから行かなきゃ!」
長太郎「...ダメ、行かせない...」
A「ちょた!!本気で怒るよ!?」
・
「え、何...喧嘩?」
「あの2人...2年の有名な義姉弟だよ」
長太郎「っ...」
私達...いや、私の声で他の人が口論に気付き
ちょたの手が、ようやく離れた。
A「...とにかく、少し頭冷やして」
ちょたに冷たく言い放ち、私は走り去る。
・
長太郎「............
気を付けて、A...」
ちょたのその声は、私の耳には届かなかった。
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らんなあ - 面白かったー。良かったらもっと作成してほしいです。 (2020年4月20日 17時) (レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月16日 20時