秘密の恋*１７* ページ18
A「っ...」
ドキドキしだす心臓の音。
ちょたに聞こえてしまうではないかと思う程、鼓動が私の中で響く。
長太郎「...冷えピタ換えるよ」
ゆっくりとおでこの冷えピタを剥がされ、新しい冷たいものが貼られる。
ちょたの手が触れる度に、ドキッとして...熱があるだけに、このままでは心臓が保ちそうもない。
・
A「...あ、後は...自分でやるから...」
両手に力を入れて、起き上がろうとすれば
長太郎「すぐ無理しようとするっ...」
ちょたが肩に手をやり、起こすのを手伝ってくれた。
・
と、思いきや。
A「！？」
私は
そのまま...ちょたに引き寄せられ、抱き締められた。
A「っ...ねぇ、私熱あるからっ...」
力なき手で押しても当然ながらビクともせず。
長太郎「熱いね...
何でこんな時でも意地を張るんだよ...」
後頭部を上から下へゆっくりと撫でられ、いけないと思っても心地よくなってしまい...抵抗する気力もすぐに失せる。
長太郎「...他の女の子に目を向けようとしてみたけど...やっぱりダメなんだよ。
Aじゃなきゃ、ダメなんだよ...」
頭をちょたの肩に預け、目を瞑りその言葉を聞く。
長太郎「俺もっと強くなるよ。Aが、安心して俺を頼れるように頑張るから...。
・
Aを好きでいてもいいかな...？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らんなあ - 面白かったー。良かったらもっと作成してほしいです。 (2020年4月20日 17時) (
レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：†ハヅキ† | 作成日時：2019年4月16日 20時
