秘密の恋*14* ページ15
午後からの授業なんて、これっぽっちも頭に入らず...
ただただ、時間だけが過ぎた。
・
そして、さらに家で
長太郎「A...やっぱり、明日から起こさなくて良いからね」
A「えっ...」
長太郎「今までありがとね」
自分の部屋に入っていき、閉められた扉を私は呆然と見つめる。
確実に、ちょたは私と距離を置こうとしているのを感じ...ズキンと胸が痛んだ。
・
・
それから数日が経った頃。
日吉「おい。HR終わったぞ。...いつまでアホ面で席に座ってる気だ」
A「ん...」
放課後、いつもの嫌味たらしい日吉君の言葉に突っ込む気力も無く、ノソノソと立ち上がる。
日吉「...お前、熱でもあんのか?」
A「熱...?まさか...」
先程まで普通だったし。
けど、日吉君の目付きが鋭いものに変わり
日吉「...............
面倒をかけるな。...さっさと保健室に行くぞ」
私の腕を掴み、スタスタと歩き出した。
・
歩くうちに、気だるさと頭痛は酷いものに変わっていく。
A「はぁっ...待って...」
日吉「!!」
視界がぐらつき、私は日吉君に倒れ込んだ。
日吉「なっ...!?
...ったく...自分の体調ぐらい、把握しとけって」
そこから意識は朦朧としていて良く分からない。
ただ、分かったのは
・
地面から体が浮いた事と、
日吉君が息を切らすのを間近で聞こえた事ぐらいだ。
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らんなあ - 面白かったー。良かったらもっと作成してほしいです。 (2020年4月20日 17時) (レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月16日 20時