秘密の恋*3* ページ4
家に帰ると、丁度お昼ご飯が出来た所だった。
家族4人で食卓を囲い
ちょたと隣の席に座る。
喧嘩した時でさえもご飯食べる頃には仲直りしていて、気まずく思った事はなかったのだが。
A「.........。」
長太郎「.........。」
き、気まずい...。
・
母「どうしたの?2人して。
お蕎麦がそんなに美味しくないのかしら?」
長太郎「いや、違う違う...お蕎麦は美味しいよ」
母「あら、本当?良かった〜」
楽観的な母は、その後は特に気にせずお蕎麦を啜る。
義父「Aも大丈夫か?」
A「ん...」
本当の事なんて言える訳もなく、そう返事するのが精一杯だった。
・
・
午後からは部屋で寛いでいた。
A「あー...宿題やんなきゃ...」
重たい体を起こし、机に向かうが
・
A「わ、分からん...」
私は下に下り、義父にワークを見せた。
義父「...何故俺に聞く。英語は何よりも苦手だぞ」
A「...何となく。お母さんに聞いたって分からないって言うに決まってるもん」
義父「あのなぁ...長太郎がいるだろう...」
A「う...」
義父「長太郎と喧嘩でもしたのか?」
A「っ...何でもない!」
階段を駆け上がり、一旦自分の部屋に戻る。
・
義父『おい、長太郎。Aに英語を教えてやってくれ』
A「!?」
義父のそんな声が聞こえ、私は咄嗟にクローゼットの中へと隠れた。
少しして、部屋をノックされ
隙間からちょたが部屋に入ってくるのが見えた。
長太郎「...いない...」
そう呟くちょただったが
・
長太郎「いるよね?A」
真っ直ぐにこちらに来てクローゼットの扉が開かれた。
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らんなあ - 面白かったー。良かったらもっと作成してほしいです。 (2020年4月20日 17時) (レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月16日 20時