狂気の恋*23* ページ24
その日の帰りの事だった。
辺りが暗くなり、光が外灯のみとなった時間、1人歩いていると
グイッ
A「!?」
突然後ろから腕を掴まれた。
驚いて立ち止まると...腕を前に回され、私は抱き締められる。
A「ヒッ...」
・
「...何で、ダメなの?」
声で分かった。仕事場の男の先輩だと。
「ずっと、何年も...君を愛し続けてるのに...俺の何が悪いの?」
ずっと優しかった先輩は豹変し、手が服の隙間から侵入する。
A「やぁっ...」
10年前の侑士と同じ事をされてるが、全然違う。
ただただ、気持ち悪い。
「大丈夫...すぐに気持ちよくなるからねっ...」
耳元で鼻息が荒くなり、さらに体を撫で回す手。
A「やめっ...ん」
「...もしかしてっ、感じてるの...?」
ブンブン横に首を振れば
「嘘はいけないよ...ほら、もうこんなに硬くしちゃって」
ブラの下の突起部を指で弄られ続けて。
A「あぁっ...」
嫌なのに、出てしまう声。
「フフ...ほら、少し休憩しに行こうか」
この歳になれば、その言葉がそのままの意味ではない事はすぐに分かる。
A「っ...警察っ...呼びますよ!」
私の知る先輩とは別人だと思い込み、私はギロッとその男を睨み付けた。
「...良いよ。このまま続けるから、どこにでも連絡しなよ」
A「っ!?」
反対の手が下に伸び...ズボンの中にねじ込まれる。
A「っ...あっ...やぁっ...」
こんな状況で電話なんか出来るわけもなく...諦めるしかなかった。
「フフ...良い子だねぇ...」
ズボンのボタンを外され、その場で下ろされようとした。
A「やめっ...!!」
その時だった。
・
「...だから、外に出したくなかったんや...」
忘れられもしなかったその声に、私は息をのんだ。
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銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - いつもテニプリ作品読まさせて頂いてます!今回最終話驚きの展開でしたが、最初から最後までとても面白かったです☆完結まで、ありがとうございました!鳳くんのお話の続きも、楽しみにしております! (2019年6月10日 21時) (レス) id: bd6243fd17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月16日 20時