狂気の恋*19* ページ20
その後、侑士は自ら切りつけた私のお腹の傷にガーゼを貼り、上から包帯を巻いてくれた。
忍足「俺な、Aの痛がる姿を見て喜んでるわけやないから。これ以上は、勘弁して欲しいわ。
...頼むから、悪させんといてな」
いつもの侑士に戻り、おでこにリップ音を立て優しいキスを落とされる。
...言い換えれば、≪次やったらもっと酷い目に遭う≫と言われているのだ。
・
そんなの、嫌に決まっている。
・
・
その翌日。
忍足「傷痛むか?」
A「いえ...そんなに深い傷ではないので、痛みは大丈夫です」
忍足「...ほうか」
侑士の長い指が入ってきて、私の中を掻き回した。
A「んぁっ...んんっ」
忍足「...ここ、弱いよな?」
重点的にその部分を攻められ、いやらしい汁が溢れてくるのが分かる。
忍足「体は正直やなぁ...。
気持ちええんやろ?」
A「はぁっ...あんっ...」
快感でビクビクと体は反応し、手を縛られずとも抵抗も一切せず、横へ楽に広げてるだけ。
忍足「ちゃんと口で言ってみ」
侑士の指が抜かれ、快感の波が沈む。
一気に体が疼き出し、私は強い快感が欲しくて体をくねらせた。
A「...き、気持ちいいっ...もっとっ...」
理性などとっくに失った私は恥ずかし気もなく、自分の欲求に従うだけ。
忍足「...褒美やっ」
指の数が増えた状態で再び入ってきて、欲しかった快感にもう何も考えられない。
A「あぁんっ...んぁっ!!」
・
達した後、2人並んで寝そべって侑士に優しい手つきで頭を撫でられるのが心地よくて、私は自ら身を寄せた。
忍足「!...可愛ええ。俺だけのA...」
ギュッと抱き締められ、お互いの肌が直に触れる。
異常でもこれだけ愛されて、身体に傷をつけられる事がないのなら...
私はその背中に手を回した。
・
この瞬間、私の中で何かが確実に崩れるのが分かった。
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銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - いつもテニプリ作品読まさせて頂いてます!今回最終話驚きの展開でしたが、最初から最後までとても面白かったです☆完結まで、ありがとうございました!鳳くんのお話の続きも、楽しみにしております! (2019年6月10日 21時) (レス) id: bd6243fd17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月16日 20時