狂気の恋*１１* ページ12
忍足「ほな...外行こか」
A「...はい」
久しぶりの外に、見た目以上に内心ウキウキの私。
頑丈に施錠された重い扉の鍵を開け、私達は階段を昇っていく。
...私はずっと地下に閉じ込められていたようだ。
階段を昇りきれば、ごくごく普通の家の１階...キッチン、リビング、トイレ、浴槽、そして、玄関が並ぶ。
A「あれ...私の靴って...」
玄関には私の靴が見当たらない。
・
忍足「...何処行くん。そっちやないで」
忍足先輩に引っ張られ、逆方向へ行く。
A「え？あ、はい...」
別の玄関があるのか...？
大人しく先輩に着いていけば
忍足「ほら、ここやで」
・
そこは中庭が広がる縁側。
A「あ、あの...外に、行くんですよね...？」
忍足「せや。やから、来たやろ？」
え...
忍足「ええ眺めやろ？」
A「............。
ここの家からは...出れないんですか？」
忍足「......何言っとるん。ここから出たら、
そんなの、許すわけ無いやん」
...
寝言で名前を出してしまっただけでキレる人が、易々と外に出してくれるワケが無かった...。
・
忍足「Aちゃんの視界に入るのは、俺だけでええんや...いや、俺だけでなアカン」
私の顔を両手で掴み、光の宿さない目で見下ろす。
忍足「君の世界は、この家のみやで」
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銀髪ピアス☆エクスタにゃんこ(プロフ) - いつもテニプリ作品読まさせて頂いてます！今回最終話驚きの展開でしたが、最初から最後までとても面白かったです☆完結まで、ありがとうございました！鳳くんのお話の続きも、楽しみにしております！ (2019年6月10日 21時) (
レス) id: bd6243fd17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†ハヅキ† | 作成日時：2019年4月16日 20時
