出会い ページ3
雨予報は全く出てなく、傘など持ってきてなかった。
私は、近くの建物へと走った。
そして、屋根ある所で雨宿りをする。
雨はその後、さらに強くなった。
A「最悪...」
このままでは帰れない...。
いつ止むのか。
強く降る雨を、私は、じっと見る。
・
・
そんな時。
雨の音に混じり、車の音が近づいてきた。
少しして、その車が姿を現す。
A「‼」
雨が降り辺りは薄暗くなる中、一際目立つ、真っ赤な高級車。
こんな所で、見たことがなかった。
とても珍しく、思わず釘付けになり、車の動きに合わせて、首を動かす。
そして、私の目の前を通り、さらに首を左へ動かそうとした。
・
・
が。
何故か、私の目の前で止まった。
ビックリして、固まっていると
1人の男の人が、車から降りてきた。
こ、これは...
もしかして、誘拐...⁉
一気に恐怖が押し寄せ、体が思うように動かない。
そうしてる内にも、男の人が眉間にシワを寄せ、険しい顔で、私に近づいてくる。
そして、目の前まで来られ、私はｷﾞｭｯと目を瞑った。
・
・
・
「...の...乗りたまえ...」
何をされるわけでもなく、ただ、そんな声が聞こえた。
A「え...？」
私は目を開け、恐る恐る顔をあげる。
「帰れなくて困ってるのだろう？
...あんだけ、じっと見られれば、見捨てるワケにも、いかん...」
あ、れ...？
そして、誤解に気付く。
A「い、いやいや‼‼ごめんなさい、ただ単に、こんな高級車、ここら辺で見たことなかったから珍しくて見ちゃってただけなんです‼」
私はペコペコと何度も頭を下げる。
理由が理由なだけに、顔があげられなかった。
「............
ム、そうか...。
だが、雨もまだ止みそうにない。帰れないのは、事実だろう？」
A「ま、まｧ...」
「降りて声をかけた以上、このまま放って帰るワケにもいかん。
家まで送ろう」
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†ハヅキ†(プロフ) - 2代目榎田さん» 遅くなりました！コメありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2018年5月12日 22時) (
レス) id: 7826898a68 (このIDを非表示/違反報告)
2代目榎田 - 最高です！萌え萌えキュン (2018年5月7日 22時) (レス) id: 180480687c (このIDを非表示/違反報告)
2代目榎田 - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2018年5月6日 19時) (レス) id: 180480687c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†ハヅキ† | 作成日時：2017年7月8日 14時
