守りたいもの ページ22
それからしばらくして
ウソップ「おい、A‼お前、さっきは...‼」
さっきと同じように、息を切らして、私の前に立ちはだかる。
A「あ、武器ありがとな。心強ｪわ」
ウソップ「おう‼...じゃなくて‼お前、俺を殺す気か⁉⁉」
A「ただ、確かめただけだ」
ウソップ「お前な...‼もし、毒ガスとかだったらどうすんだよ⁉⁉」
A「毒ガスだったら、私もタダじゃすまねｪじゃん。
そんなの、お前は作らねｪだろ？」
ウソップ「‼...お前...」
A「...そんな度胸ねｪもんな。ヘタレだし」
ウソップ「...............。
ちょっと感動した俺がバカだった...」
私はべーっと、舌を出し、ウソップの横を通りすぎた。
・
・
ロビン「ﾌﾌ...素直じゃないわね」
A「え⁉」
あの後私は女部屋に戻り、後から入ってきたロビンにそんな事を言われた。
ロビン「"ウソップの優しさを信じてたから"って、素直に言えば良かったのに」
A「...聞いてたのかよ」
ロビン「特にウソップの声が大きくてね。トイレから出た時、思わず聞き入ってしまったわ。
...それが、Aの武器？」
ロビンは、私が未だに手に持っている弓を指差した。
A「あｧ...
コイツで、強くなりたいんだ。もう...何も失わないように。守りたいもの、守れるように」
ロビン「そう...。
・
Aが守りたいものって、何かしら？」
A「え...」
ロビン「あなたの中には、何があるの？」
・
サンジ"Aちゃん"
この時、私の頭の中は、サンジで隙間なく埋められていった。
A「.....お前らがいなくなったら、嫌だな」
それをかき消すように、私はそう口にする。
ロビン「...ありがと」
隣でロビンはニッコリ微笑み、じっとこちらを見る。
...この時もまた、私の心臓は、鼓動を早めた。
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†ハヅキ†(プロフ) - 正さん» あけましておめでとうございます。遅くなってごめんなさい。主人公ちゃん、明るくなって良かったですね！ (2018年1月2日 10時) (
レス) id: 7826898a68 (このIDを非表示/違反報告)
正 - ヒロインはルフィ達のおかげで明るさを取り戻しましたよね！！！ (2017年12月9日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
正 - †ハヅキ†さん» 自分もそう思いました！！！ (2017年11月25日 4時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
†ハヅキ†(プロフ) - 正さん» やっぱ普通の人間と違うなって思いましたよ。マムの過去の話も読んで、化け物なんだなって思った限りです (2017年11月20日 21時) (レス) id: 7826898a68 (このIDを非表示/違反報告)
正 - †ハヅキ†さん» マムのあの食いわずらいは極度の糖尿病からきたものだったと知った時はどう思いましたか？？ (2017年11月9日 3時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†ハヅキ† | 作成日時：2017年10月11日 12時
