過去22-やっと出た- ページ3
先生は目を見開き、そして黙り込む。
少し考える仕草を見せ、こう話した。
先生「...当然、自分の生徒だからだ。
ただ...生徒の中でも、お前の事は...気にかけてた方だな」
顔を上げると、先生はニッコリ笑う。
先生「母子家庭で、父親の分も頑張ってるお母さんに、ワガママも言えてないだろうなって心配してたんだ。
学校でワガママ言ってる所も聞いたことがないし、皆がやりたがらない仕事は進んでするし」
A「...いや...お母さんとよく喧嘩してます...」
先生「あ、そう？なら、安心したよ」
先生ってあまり気にした事なかったが、何だかんだ、生徒の事見てくれてるんだ。
A「先生...」
目の前の、先生のスーツを掴んだ。
先生「...何だ？」
A「ｯ...皆、いなくなっちゃうｯ...
先生...1人にしないでｯｯ...」
先生に抱きつく。
この時、頬を涙が、伝った。
先生「‼...泣けたな」
先生は、抱き締め返したりしなかったが、そのままでいてくれた。
・
・
先生と一緒に学校に戻ると
母「A‼」
先程の応接室にお母さんがいた。
事情を全部聞いたのか
涙ぐんで、何も言わず、抱き締められる。
そこに
教頭「失礼します」
教頭先生が入ってきた。
教頭「理崎君、八山さん、弦本さんの事情聴取が終わりました。
...と言っても、3人共話になりませんでしたがね」
A「‼‼」
教頭「あなたが頼りです。...話せますか？」
先生「いや、教頭...神藤もかなりダメージが...」
先生、ありがとう。
A「大丈夫です。...その前に
3人は、この先どうなるんですか？」
教頭「先ほど、校長先生の決定で、理崎君、弦本さんは、しばらく学校を休ませ、カウセリングを受けさせます。
八山さんは、すぐにでも書類送検させるとの事です」
ケンマ先輩は、何もないの...？
マーだけ...？
先生「...言いたい事は何となく分かるが...
理崎は、罪は犯してない」
あの男が1番悪いのに...
中学生ながらに、法の無力さを感じた。
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†ハヅキ†(プロフ) - 正さん» あけましておめでとうございます。遅くなってごめんなさい。主人公ちゃん、明るくなって良かったですね！ (2018年1月2日 10時) (
レス) id: 7826898a68 (このIDを非表示/違反報告)
正 - ヒロインはルフィ達のおかげで明るさを取り戻しましたよね！！！ (2017年12月9日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
正 - †ハヅキ†さん» 自分もそう思いました！！！ (2017年11月25日 4時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
†ハヅキ†(プロフ) - 正さん» やっぱ普通の人間と違うなって思いましたよ。マムの過去の話も読んで、化け物なんだなって思った限りです (2017年11月20日 21時) (レス) id: 7826898a68 (このIDを非表示/違反報告)
正 - †ハヅキ†さん» マムのあの食いわずらいは極度の糖尿病からきたものだったと知った時はどう思いましたか？？ (2017年11月9日 3時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†ハヅキ† | 作成日時：2017年10月11日 12時
