52話 ページ3
「Aさん」
「あ…グラントどうしたの？」
書類を持って運ぶAに話しかけてきたのは少し前に海軍に入ったばかりのグラントである。
クザンの部下としてAと一緒に働いている。
「今日、青キジさんの予定はどうなってますか？」
「予定？あ、見てもらいたいの？」
「えっと…はい。青キジさんはとっても強いので…少しでも青キジさんに近づきたくて…。」
「分かったわ。たまには身体を動かしてもらわないとこっちも困るし、大切な書類は今日は少ないならいいわよ。連れてっても。」
「ありがとうございますAさん。」
あと少しで戦争が始まる
少しでも力をつけておいた方がいい
「ただ…」
「…。」
「腕…無理しないで」
クザンの執務室に入ると書類をテーブルに置き
先程まで椅子に座っていた上司は寝転がっている
ニコッと笑ったAはアイマスクをしてこちらを見ない上司クザンの頭に手を置く
「ナイトメア…っ！」
「うわっ…！」
「なんで15分ほど居ないだけで寝てるんですか全く。グラントが来ています。外で彼のこと見てあげてください。ついでに動いてきて下さい」
「えぇ〜Aちゃんは？」
「中で仕事をしていますので心配しないでください」
「へいへい…。グラント行くよ。Aちゃんなんか冷たいや。」
「人のせいにしないでください」
パタンと扉がしまった。
戦争が起こるとわかっているはずなのにあのだらけきった姿
ほんと…いつもの事過ぎてなんとも言えない
気を張って欲しくても
疲れると言って張りもしない
それがいい時もあるけれど
気を張る時は張れるのに
張った時の姿はとても…格好良い
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Arikochan5(プロフ) - すごくキュンキュンして楽しいです。続きを楽しみにしてます^^* (2020年4月27日 10時) (
レス) id: e3c851f2ff (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 続きを楽しみにしています無理のない程度で頑張って下さい(*^^*) (2020年3月10日 14時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神威の子 | 作成日時：2019年9月27日 22時
