103話 オキスバの家 2 ページ5
コナン「ね〜え、いつまでそうしてるつもり〜？」
そうしている、とはどういうことか。
私はただ、あれよあれよと連れ込まれたから拗ねて部屋の隅っこで体育座りをしているだけである。
『べっつに〜…』
コナン「この人ホントに27かよ…」
私の顔を覗きに来たコナン君に対し顔をそむけ、そっぽを向く私に向かってそうつぶやく。
失礼だな、これでも君より2回りは上だよ
ソファに座ってこっちを見ながらお茶を飲んでいる沖矢さんはホントに何がしたいのか…
滑稽なものでも見るように私達を見つめている彼に軽く引いた。
かと思うと何かを考える素振りをして私と戯れていたコナン君を呼び付け、キッチンの方へ行ってしまう。
なんだあいつ
沖矢さんに呼ばれて彼の方へ走っていくコナン君からは、パタパタと効果音が鳴りそうだった。
かわよ…
それから30秒ほど経ったかと思うと、すぐに彼らはキッチンから出てきてこちらにやってくる。
気になるのは沖矢さんの手に何やら箱があることだろうか。
なんだろう…
すると沖矢さんはその箱を私の前に持ってきて
こう言った。
沖矢「コナン君からAさんがこれを好んで食べると聞きまして…」
その手にはなんと
GODIV◯と書かれた箱が。
そう。あの高級チョコレート、GODI◯Aである。
え、？うそぉ！なんでここにGODIV◯があんの？？
最近買いに行けなくて残念だなぁって思ってたのにっ！！
実は私、チョコレートが大好物で、三度の飯……、のほうが好きだけど、その次に入るぐらい好きなのだ。
しかし、何故それをコナン君が知っているのか
私はコナン君に自分の好物の話をした覚えが全く無い。でもなぜかここにはGODI◯Aがある。
コナン君の方を見るとスッと目をそらされた。
いや、理由言って？？
更に眼力に力を入れて彼を見ると観念してくれたのかその理由をやっと教えてくれる。
コナン「…萩原刑事と松田刑事に聞いたんだぁ…」
あのやろ…
2人の姿を思い浮かべながらあいつらの処遇を考えていると沖矢さんが話しかけてくる。
沖矢「さっさと一緒にお話してくれるのなら、このGODIV◯は差し上げます。どうしますか？」
そして究極の選択を迫ってきた。
GODIV◯ か 任務 か。
さぁ、どっち？
『う〜ん！！このチョコうんまっ！！』
沖矢「デパ地下で売っていたんですよ」
コナン「僕も1個ちょーだい！」
『いいよー、どれが良い？』
GODI◯Aの誘惑に負け、任務を捨てた。
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美弦(プロフ) - graywolf さん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいですっ！！ (4月7日 11時) (
レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
graywolf - 更新、応援しています‼︎この作品大好きです(°▽°) (4月7日 6時) (レス) @page29 id: c5ad504755 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - k.o_1010さん» うわぁ！ありがとうございます、嬉しいです！ (3月26日 15時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
k.o_1010(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます (3月21日 17時) (レス) id: 56978ecf63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美弦 | 作成日時：2024年2月1日 15時
