102話 オキスバの家 1 ページ4
沖矢「いきなり、訪ねてしまってすみません。」
車を運転しながら私にそう言ってくる沖矢さん。
だが、
すごい全然申し訳無さそうに見えない…。
相変わらず糸目で何考えてるのか分かんないけど楽しそうなのだけは隠せていなかった。
コナン君は助手席に居て、私は後部座席。
そして今乗っているのは
沖矢さんの車であるスバル360。
"昴"が"スバル"を…ふはっ…オモロ(真顔)
既に圧迫で死にそうな私は現実逃避中である。
『いえ、大丈夫ですよ〜。ちょっとびっくりしましたけど…』
謝るくらいなら最初から来ないでくれ、と心の底から思ったが、口には出さないのが礼儀というものだ。
心にも思っていない言葉をつらつらと並べる。
『ところで、私たち今どこに向かってるんですか?』
窓から見える景色はいつもと大して変わっていないように見えるから米花町だとは思うんだけど、
沖矢「あぁ。僕の家ですよ。と言っても工藤さんの家ですけど…」
『あ、そうなんですかへぇ…』
・ ・ ・ ・
『ん?いやなんで??』
沖矢「室内でお話したほうがいいかと思いまして」
自分で聞いといてあれだけど…
また沖矢さんの家行くの???
え?嫌なんだけど。
この前のでもう懲り懲りなんですが
私が内心文句を垂れまくっているなんて考えてもいないであろう沖矢さんは、そのまま普通に運転をしている。
全く私の意見など聞く姿勢を見せさそうな沖矢さん。
コナン君からも進言してもらおうと思い、彼に助けを求めたが、
『コナンくーん、ヘルプ』
コナン「また一緒にAさんと遊べるの嬉しいなぁ!昴さん、もうちょっとで着く?」
沖矢「そうだな、もうすぐだよ」
遠回しに見捨てられた。
そうだった。
そもそもこの状況を作った張本人はコナン君なのだから、元凶に助けを求めても手を取ってくれるはずなどない…。
今度こそ終わった。
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美弦(プロフ) - graywolf さん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいですっ!! (4月7日 11時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
graywolf - 更新、応援しています‼︎この作品大好きです(°▽°) (4月7日 6時) (レス) @page29 id: c5ad504755 (このIDを非表示/違反報告)
美弦(プロフ) - k.o_1010さん» うわぁ!ありがとうございます、嬉しいです! (3月26日 15時) (レス) id: f5d70b86e6 (このIDを非表示/違反報告)
k.o_1010(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます (3月21日 17時) (レス) id: 56978ecf63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美弦 | 作成日時:2024年2月1日 15時